【東京女子】オーバーイーツ、リベンジ成功でタッグ王座奪取!上福が所属を志願!

Ober Eats(上福ゆき&上原わかな)が享楽共鳴を破り、プリンセスタッグ王座初戴冠

東京女子プロレスが9月20日、東京・大田区総合体育館で「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」を開催した。Ober Eats(上福ゆき&上原わかな)が享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)を破り、プリンセスタッグ王座初戴冠を果たした。

オーバーイーツは4月18日、米ラスベガスで享楽共鳴に挑むも敗退しており、これが2度目の挑戦となった。上原は9・7北沢での前哨戦で歯を折るアクシデントに見舞われ、9・13会津大会を欠場したが、この日は根性で出場。

試合前のマイクでミサヲが「私たちに噛みつく覚悟はあるのか?」と挑発された、大食いタレントでもある上原はハンバーガーを食べて、問題ないことをアピール。

挑戦者組が奇襲も、ミサヲはスプレー噴射。早々に場外戦となり、ミサヲは戦闘用チャリンコ・ハイパミ号で中島との2人乗りでオーバーイーツに突っ込むもセコンドに誤爆。リングに戻ると、上福が中島に卍固め、上原がミサヲにバナナピローで攻め立てる。その後は一進一退の攻防となり、中島が上福を場外に落としトペ発射。ミサヲが上福にハイパミリターンズ、中島がコーナーに上がるも、上福が雪崩式ブレーンバスター、逆フェイマサーも2カウント。中島が上福に高角度619、後頭部への619、ノーザンライト・スープレックスもカット。オーバーイーツが中島にダブルの変型フェースバスター。中島が上福にフランケンシュタイナー、ノーザンも、逆襲に転じた上福がフェイマサー。さらに上福が中島にダイビング・フェイマサーを投下して3カウントを奪った。上福はシングル王座戴冠歴はあるが、同王座は悲願の初戴冠。上原は初のタイトル奪取となった。

上福は「正直ホントに何度も言うけど、私はベルトの試合とかトーナメントとか大事な試合とか、そういうのが本当に大嫌いでやりたくない! 過酷な労働をしたくないと思ってるんだけど、今回私はわかなになめられたくない気持ちがすごく強くて。わかなにかっこいい先輩と思ってもらえるように、そこの反骨心を生かしてベルトを獲りたいという気持ちが芽生えました。コイツの歯が取れたり欠場があったり、私も前哨戦で中島さんに負けたり、すごく気持ちがナイーブになることがいっぱいあったけど…」と心中を吐露。そして「私は名ばかりは東京女子プロレス定期参戦中。もともと芸能事務所に所属していたので、フリーで参戦やってたけど、心はずっとデビューした時から東京女子プロレスの所属の選手です。私、(東京女子の)ベルト2回も獲ったし、変わらないかもしれないけど、これを機に確実に東京女子所属のレスラーにしてもらいたいと思うから。これは甲田(哲也代表)さんが決めるのか、髙木(三四郎=CyberFight副社長)さんが決めるのか分からないけど、偉い人!今、上福ゆきを逃したら惜しいと思うので、所属にしてください!」と所属選手になることを志願した。

上原は「歯が折れた時も、上福さんが隣じゃなかったら、心も折れちゃって、たぶん今この場に私はきっといなかったと思うから。本当にパートナーが上福さんでよかったし、こうやってパートナーの証を手に入れられたのが本当にうれしいです」と涙。

新王者組は10月18日、後楽園ホールでまなせゆうな&凍雅の挑戦を受けることが決定済み。上福は「ベルトも獲ったから、次の防衛戦、決まってるよね。そいつらの前で新しい入場曲をぶちかましてやろうと思うし。おまえ、ホントにマジでこれからいっぱい頑張るけど、マジ調子乗んなよ!オマエのことはいつでも埋められる。東京女子盛り上げよう!」、上原は「埋められないように頑張ります」と話した。

V4ならなかったミサヲは「享楽がずっと長い道のりのなかで、細くなったり太くなったり途切れかけたりした道のなかで手にしたベルト。そしてベルトも今まで防衛してきた道は、今日たとえ落としたとしても、何も傷はついてないと私は思ってます。ベルトを落としたかもしれないけど、またこの先の道でベルトを絶対獲り返す」、中島は「ベルトを2本持ってるからこそのおごりがあったのかなと思ってます。まだまだです。練習あるのみだと思ってます。享楽共鳴はもっと強いんで!」と巻き返しを期した。

【大会名】WRESTLE PRINCESS Ⅵ
【日時】2025年9月20日(土)
【会場】東京・大田区総合体育館
【観衆】1127人

▼第1試合 20分1本勝負
鈴芽&●小夏れん vs 駿河メイ&高見汐珠○
12分55秒 コアラクラッチ

▼第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
<王者>●らくのまくら/<挑戦者=4>●らく vs 桐生真弥○<挑戦者=8>
15分21秒 ダブルフォール
※らくへのスパインバスターからまとめて押さえ込む。らくのまくらが防衛に失敗、真弥が第1768代王者となる。< >内は入場順。

【試合経過】
①○ポコたん<1> vs 七瀬千花●<3>
8分2秒 体固め
※シャイニング・ウィザード

②<王者>●ポコたん vs らくのまくら○<挑戦者>
8分35秒 体固め
※窒息→押さえ込む。ポコたんが防衛に失敗、らくのまくらが第1767代王者となる。

③○らくのまくら vs 鈴木志乃●<2>
9分55秒 体固め
※キラ・サマーのサモアンドロップ

④○らく vs キラ・サマー●<7>
11分4秒 オーバー・ザ・トップロープ

⑤○らく/○ラム会長<6> vs 芦田美歩●<5>
13分39秒 オーバー・ザ・トップロープ

⑥○らく vs ラム会長●<6>
14分35秒 オーバー・ザ・トップロープ

▼第3試合 15分1本勝負
○アジャコング vs  HIMAWARI●
8分53秒 片エビ固め
※バックドロップ

▼第4試合 フラッグ争奪公認ウェポンデスマッチ 15分1本勝負
●辰巳リカ vs 原宿ぽむ○
11分1秒 エビ固め
※丸め込む。

▼第5試合 20分1本勝負
松本浩代&○荒井優希 vs 風城ハル●&凍雅
13分52秒 片エビ固め
※Finally

▼第6試合 20分1本勝負
●山下実優&鳥喰かや vs 水波綾&愛野ユキ○
13分11秒 愛と炎のフルネルソン

▼第7試合 第15代インターナショナル・プリンセス王座決定戦 30分1本勝負
○遠藤有栖 vs プリシラ・ケリー●
10分59秒 片エビ固め
※什の掟。有栖が第15代王者となる。

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者組>●中島翔子&ハイパーミサヲ vs 上福ゆき○&上原わかな<挑戦者組>
17分2秒 片エビ固め
※ダイビング・フェイマサー。享楽共鳴が4度目の防衛に失敗、Ober Eatsが第19代王者組となる。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>●瑞希 vs 渡辺未詩○<挑戦者>
22分58秒 片エビ固め
※旋回式ティアドロップ。瑞希が4度目の防衛に失敗、未詩が第16代王者となる。

記事/まるスポ編集部
写真提供/東京女子プロレス

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