
7月19日、札幌・北海きたえーるにて、新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』が開幕。Aブロック公式戦、カラム・ニューマンとハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)のEVILが激突した。
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昨年に続き2年連続のG1出場となるカラムは、出場者決定戦を勝ち抜いての参戦。一方のEVILは10年連続10度目のエントリー。大会前には「今年のG1には“秘策”がある」と不穏な発言をしていた。
その“秘策”は入場時に明かされる。ディック東郷とともに現れたEVILが呼び込んだのは、身内の不幸で出場者決定戦を欠場していた”ドン・ファレ”だった。

試合はゴングが鳴る前からEVILがカラムに襲いかかる混乱の立ち上がり。場外ではファレがネックハンギング、東郷がイス攻撃とやりたい放題。リングに戻ったカラムは劣勢を強いられながらも、チョップ合戦から攻勢に転じ、プランチャ3連発で反撃を見せる。
だが、ダイビング・フットスタンプをEVILが回避。EVILは左ヒザ裏にエルボーを一撃、続けてスコーピオン・デスロックを狙うがカラムは粘る。
終盤、カラムはプリンスズカース(Prince’s Curse)を狙うも、EVILがレフェリーを巻き込んでリングを無法地帯に。東郷がスポイラーズチョーカー、ファレがグラネードで援護すると、最後はEVILがスコーピオン・デスロックを決め、カラムからギブアップを奪った。
試合後、EVILはファレを指差して「この男(ドン・ファレ)が俺の“新兵器”だ、ハッハッハーッ!」と言い放つと高笑いし、引き上げていった。
新兵器ドン・ファレを投入して勢いに乗るEVILの暴走は誰が止めるのか。Aブロックの混戦は、ここからが本番だ。
記事/ミライカ