
長きにわたりプロレス界の第一線で戦い続けてきた邪道選手。その強靭な肉体と精神は、日々のストイックなトレーニングによって培われている。「歯磨きのように毎日」欠かさないというルーティン、そして年齢を重ねるごとにセット数を増やす独自の哲学。そんな彼の長年の経験が詰まったトレーニング指導『The Third Generation Club(TTGC)』とは何か。根性論ではない「その人に合った無理のない」指導の真髄、そして「元気があれば何でもできる」という信念のもと、プロレス界、ひいては社会全体の健康増進へ懸ける熱い思いを語る。(取材/大楽聡詞 文/ミライカ)
目次
その人に合った内容を無理なく行うトレーニング
――トレーニングは毎日欠かさずされていますか?
邪道:はい、毎日3~4時間ほど行っています。もはや歯磨きのような感覚ですね。
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――筋トレは部位ごとに分けて行っているのですか?
邪道:俺は一つの部位につき40セットほど行うので、もし二箇所を同時にやると6時間近くかかってしまいます。そのため、一度に一箇所ずつ、丁寧に鍛えるようにしています。
――そんなにやるんですね。
邪道:歳をとってからもトレーニングは続けるべきだと思いますよ。理想は、20歳で20セット、30歳で30セット、40歳で40セットという感じですね。