【新日本 邪道#4】「歯磨きのように毎日」邪道流トレーニング哲学と、健康寿命を延ばすTTGCの挑戦

一人一人と向き合い、体に合ったトレーニング方法を伝える邪道

――TTGCで指導を始めたきっかけは何ですか?

邪道:会社からの依頼がきっかけでしたが、俺自身、トレーニング文化をもっと普及させたいという思いが強かったんです。

ジムに通う方は増えているものの、日本全体のトレーニング実施率は意外にも低いのが現状でして。

――どのくらい低いんですか?

邪道:10%を切っています。韓国が約9%ほどですが、日本はそれよりもさらに低い水準にあります。

――そんなに低いのですか?

邪道:はい。トレーニングをやめると筋肉は落ちて疲れやすくなります。良いことはありません。今のプロレス界も含めて怪我をする選手が多いですが、怪我を減らすためにも体力づくりは重要です。

――今後はプロレスを続けながら、トレーニング指導にシフトされるのでしょうか?

邪道:そういうのもやりたいですね。みんなに怪我をしてほしくないですし、他団体も含めてプロレス事故のニュースは見るのも聞くのも嫌ですから。

俺が正しく、効率的で効果的なトレーニング方法を伝えて、怪我が減ればと思っています。

――それは社会還元でもありますね。

邪道:猪木さんの「元気があれば何でもできる」という言葉通り、元気があれば何でもできると思うんです。

数年前に中学の同窓会に参加した時、中年体型になった同級生から「ジムに行きたいけど、どんなトレーニングをすればいい?」と聞かれました。

みんな知らないんですよね。ですから、そうした経験も踏まえ、すべての人に健康第一でいてほしいと心から願っています。これが社会貢献に繋がるかは分かりませんが。

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