【プロレスリングWAVE GAMI】「JUMBO FOREVER」はひめかの置き土産。きずなは「十四光り」。来年は仲間もお客さんも増やしたい!

12.24カルッツ川崎で2023年最後のビッグマッチ『CARNIVAL WAVE~CHRISTMAS DELUXE~』を開催するプロレスリングWAVE。この大会を企画したのは2013年に現役を退き、現在はWAVE会長のGAMIさん。今回GAMIさんに、WAVEの2023年を振り返ってもらった。

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4.28新宿「JUMBO FOREVER~WAVE×ブシロードファイト」

――2023年もまもなく終わろうとしています。コロナが終息し、イベントも活発化。WAVEもいろいろな動きがありました。一番驚いたのは4.28新宿大会、スターダムとWAVEが手を組んだ試合です。

GAMI:あれは引退したジャンボ(今年引退した‘ひめか’の愛称)の置き土産。

2017年にアクトレスガールズでデビューしたジャンボは、2018~2019年WAVEに出場。私は大好きやったし可愛がっていた。2020年にスターダムに参戦した後も親交があった。

ある時、ジャンボから「私引退します。最後にWAVEのリングに上がりたい」と。すごく嬉しかったけど、その頃はまだスターダムと親交がなかった。

それでジャンボに繋いでもらって、当時ブシロードファイトの原田克彦社長と会いました。私としてはジャンボが一回WAVEの興行に出場してくれれば…と考えていました。

そしたら原田さんが「合同興行しませんか?」と。それは面白いし、「こういった形のコラボありなんや」と思った。

私は根っからのプヲタ(プロレスオタクの略称)、プロレスファンの心が理解できる。そこでブシロードの資金力とWAVEのプロデュース力で「JUMBO FOREVER~WAVE×ブシロードファイト」を企画しました。

――具体的にはどのようなことを?

GAMI:プロレスファンは想像を楽しむんですよ。だから出場する選手だけ告知し、対戦カードを発表しなかった。

そしたら初日にチケットが8割売れた。その後、増席して立ち見も出して完売しました。

――その興行で、ひめかさんは旧姓・広田さくら選手と戦っていますね。

GAMI:ジャンボは「最後に広田さんとモシャスWAVEをやりたい」と。モシャスWAVEは広田が相手選手に変身(コスプレ)、キャラクターや技を真似して試合をします。

ただ「広田史上最高に雑なモシャス」でしたね(笑)。世羅(りさ)がキャリーケースを壊す場面や、欠場中の桜花(由美)も絡めたし、ジャンボの師匠・堀田祐美子さんにもでてもらえた。彼女の引退に花を添えることができましたね。

田中きずなと炎華(ほのか)、新人選手のデビュー

――今年は田中きずな選手と炎華選手、2人の新人デビューがWAVEにとって大きなニュースです。

GAMI:本当にビッグニュースです!炎華は大学に通いながらプロレスをしている頑張り屋さんです。きずなは、やっと結果がついてきましたね。

「田中きずな」は、父がプロレスラーの田中稔さんで母が元プロレスラーの府川唯未。私は「親の七光り」の二倍で「十四光り」と呼んでいます(笑)。

先日も「ちゃんす(※WAVEが運営している女子プロレスバー)」のお客さんにきずなを「田中稔選手の娘さんです」と紹介したら「おでこの傷すごいよな」って…それ「田中将斗」な、全然似てないわ(笑)

――田中稔選手と田中将斗選手はファイトスタイルも違いますし、共通しているのは同級生くらいかと(苦笑)。

GAMI:本当ですよね。それに新人2人と狐伯の物販もすごい人気ですよ。試合に勝つと、さらにファンが並んでくれる。その声が彼女たちの励みになっているので、本人たちにドンドン伝えてください!

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