【NPO法人FunPlace39代表 宮浦めぐみさん】『一緒に生きる』大切さを娘に教わった。障がい者スポーツ支援で共生社会の実現を目指す

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「39ジュニアクラブ」開設

2021年11月に児童福祉法に基づく、障がい児通所支援事業所児童発達支援・放課後等デイサービス「39ジュニアクラブ」を開設した。

0~18歳を対象とした福祉サービスで、日常生活における基本的動作の指導、生活能力の向上のための適応訓練、集団生活への適応訓練などを行う。

また、身体・知的・発達等に不安があり一般の水泳教室に通うのは難しい児童に安心して水を楽しんでもらえるよう水泳療育を取り入れた。

「39スマイルクラブ」開所

重度の障がい者が活動できる場はまだまだ少ないのが現状だ。ましてや気軽にスポーツができる場所はほとんどない。そこで「障がいがあっても気軽にスポーツに参加できる場所を作りたい!」という思いから、2023年1月、障がい者総合福祉法に基づく、日中一時支援事業所「39スマイルクラブ」を開所。

現在は、自主事業として運営している。水中運動療法を中心に、日常生活活動からリハビリやリフレッシュ、体力維持向上など個々の目的に合わせた活動時間を提供している。『39ジュニアクラブ』と連携し、運動分野での水中療法や運動機能サポートをメインとした支援を行う。

そして、この活動は保護者の時間を保障するために一時的な「レスパイトケア」としての役割もある。
「レスパイトケア」とは、「休息」「小休止」「息抜き」を意味する言葉で、子どもまたは大人を介護する人に提供される計画的、もしくは緊急の一時的なケアである。言い換えれば、「ケアする人のケア」である。

宮浦さんは、このレイパイトケアにも重きを置いている。「障がいを抱えた本人も大変ですが、それを支える家族への支援がすごく必要です。

例えば、子どもが水泳を習ってる間に息抜きで一人の時間を過ごしたり、保護者同士で情報交換をしたり。特に情報交換ができる親の交流の場が、福祉の中ではすごく足りないんです。さらにスポーツ分野となるともっと足りなくて、みんなで共有できる場所が必要不可欠だなと考えています」

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