SAGA久光がアリーザ愛知に3―1で勝利した(写真はイメージ)
日本のSVリーグ、なぜタイで開幕?初の海外公式戦に込めた「アジアのリーグ」構想
日本のバレーボールリーグが、タイで新シーズンの幕を開けた。10日にバンコクで行われたSVリーグ女子の開幕戦では、SAGA久光スプリングスがアリーザ愛知に3―1で勝利。初の海外公式戦となった今回の開催には、国内にとどまらず、アジアへファンを広げる狙いがある。
SVリーグは国際戦略でアジアを重点市場と位置付けている。目指すのは「日本のバレーボールリーグ」から「アジアのバレーボールリーグ」への発展。その一環として、熱心なバレーボールファンが多いタイを公式戦の開催地に選んだ。
海外で試合を行う取り組みは、今回が初めてではない。昨年はタイで、大阪ブルテオンと東レアローズ静岡が参加する男子のプレシーズンマッチを開催した。今年はそこから一歩進み、シーズンの成績に関わる公式戦を海外へ持ち出した点に特徴がある。
開催発表に際し、大河正明チェアマンは、昨年の大会で現地ファンの熱量と日本のバレーボールへの関心を実感したと説明。試合の迫力に加え、会場での観戦体験を届けることで、タイのファン拡大と競技の盛り上がりにつなげる方針を示した。
両チームには現地ファンとの接点もある。久光にはハッタヤ・バムルンスック、アリーザ愛知にはヌットサラ・トムコムと、タイ代表で活躍してきた選手が所属する。日本のクラブで戦うタイの選手を、母国で応援できる機会にもなる。
女子のタイ開催は10、11日の2試合。男子も2027年1月に大阪ブルテオンとヴォレアス北海道の公式戦が予定されている。今回の開幕戦は、男女を通じてアジアへの展開を進めるSVリーグの、新たな段階を示す一戦となった。
SVリーグ、タイ開催は昨年と何が違う? 交流試合から公式戦へ進む海外展開


