今季13試合・2安打に終わっている巨人・甲斐(写真はイメージ)
巨人・甲斐拓也の出場減で振り返る捕手のFA移籍 炭谷銀仁朗が巨人で歩んだ道
FAで巨人に加入した甲斐拓也は、移籍2年目の今季、一軍出場が13試合にとどまった。巨人には過去にも、西武で長く活躍した捕手がFAで加入している。炭谷銀仁朗だ。巨人での出場記録と、その後の楽天移籍を振り返る。
炭谷は2018年オフ、国内FA権を行使して西武から巨人へ移籍した。西武では2011年から2017年まで7年連続で100試合以上に出場。2013年には自己最多の141試合に出場するなど、一軍で実績を積み重ねていた。
ただし、巨人移籍直前の2018年は47試合の出場だった。移籍初年度の2019年は58試合に出場し、打率.262、6本塁打、26打点を記録。前年より出場数を増やし、打撃でも数字を残した。甲斐の現状と比較する際にも、FA加入後に一貫して出場機会が減ったわけではない点は押さえておきたい。
変化は翌年以降の記録に表れる。2020年は56試合で打率.180、1本塁打、7打点。出場数は前年と大きく変わらなかったが、打席数は138から114に減った。2021年は巨人で44試合に出場した一方、打席数は54だった。試合数だけでなく、打席数にも違いがあった。
そして2021年7月4日、楽天が金銭トレードでの獲得を発表。炭谷は巨人在籍3年目のシーズン途中に、新たなチームへ移った。
楽天では移籍した年に51試合、翌2022年には98試合に出場。2022年は打率.237、4本塁打、18打点を記録した。巨人を離れた後も、一軍で出場を重ねている。
楽天入団会見では、優勝への貢献に加え、若い捕手に自身の経験を伝え、互いに競い合ってチームを強くしたいという考えも示した。炭谷の歩みには、FA加入後の成績の変化と、再移籍先で担った役割の両方が残っている。


