8.30後楽園で復活したスマイルスカッシュ(左から)ヤスウラノ、高尾蒼馬、HARASHIMA、彰人
8月11日、両国国技館大会「WRESTLE PETER PAN 2026」を成功させたDDTプロレスは、次なる大舞台へ向けて動き出している。9月以降は後楽園ホール大会を月2回開催する月も設け、11月3日の両国国技館大会「Ultimate Party 2026」、そして2027年3月の30周年記念興行へと歩みを進める。
CyberFight取締役を務めながら、レスラーとしてもリングに立つ彰人に、団体が描く未来とDDTへの思いを聞いた。さらに、10月18日の後楽園ホール大会で予定されているDDT UNIVERSAL王座挑戦について話を聞いた。【前編】(取材・文/大楽聡詞)
「30周年のために取っておく」をやめたピーターパン
――8月の「WRESTLE PETER PAN 2026」は大きな反響を呼んだ大会でした。
彰人:お客さんもたくさん入ってくださいましたし、コロナ禍以降はもちろん、ここ10年ほどを振り返っても、DDTで最も多くのお客さんに来ていただいた大会になったと思います。
――第1試合からメインイベントまで、出し惜しみのないラインアップでした。
彰人:僕らは30周年、さらにその先の東京ドームを見据えています。ただ、先を見据えるあまり「30周年のためにこれは取っておこう」という考え方はやめたいと思っています。
今持てる全力をビッグマッチに注いでいかないと、東京ドームにはたどり着けない。その思いをピーターパンに込めました。
――各王座が移動し、新しい景色も始まりました。9月以降、後楽園ホール大会を月2回行うことにも攻めの姿勢を感じます。
彰人:後楽園大会を毎回満員にできなければ、僕らは東京ドームへ行けないと思っています。月1回だった後楽園を月2回にすることで、自分たちの火力を高め、ひとつずつ確実にステップアップしていく意図があります。
もうひとつ大きいのは、新宿FACEの閉館です。500人規模の大会を開催できる都内の会場は、そう多くありません。そのような規模の大会を増やすのではなく、後楽園規模の大会をもう一度つくろうという考えです。
――大会の間隔が詰まれば、ストーリーもさらに濃くなります。
彰人:毎回見ていないと少し置いていかれる感覚も、必要なのかなと思っています。「しばらく見なくてもいいかな」とは思わせたくない。続きが気になる漫画のほうが面白いじゃないですか。そこは意識しています。
NEXT >> 東京ドームは「30周年の記念」ではなく、その先にある目標


