アジア競技大会 女子クオドルプルスカルに出場するローイング日本代表メンバー
届かなかった頂点へ、後輩が受け継ぐ挑戦
実況を担当する宇佐美菜穂さんが注目選手に挙げたのは、男子シングルスカルに出場する櫻間達也(NTT東日本)だ。
「櫻間選手は実力、実績ともに備えています。今大会での金メダル獲得に期待しています」
櫻間と同じNTT東日本で活躍した荒川龍太は、男子シングルスカルで東京、パリと2大会連続でオリンピックに出場。2018年ジャカルタ・パレンバンアジア大会では銅メダル、2023年杭州大会では銀メダルを獲得したが、頂点には届かなかった。
櫻間が金メダルを獲得すれば、アジア大会の男子シングルスカルで日本勢初の快挙となる。
宇佐美さんは「荒川さんでも金メダルには届きませんでした。その思いを後輩の櫻間選手が受け継ぎ、頂点に立ってほしいと願っています。NTT東日本の中で、そのバトンがどのようにつながっていくのかも楽しみです」と期待を寄せる。

さらに近年、NTT東日本では女子選手の活躍も目立っている。
「NTT東日本は、日本のローイング界をけん引するリーダーチームです。近年は女子選手も増え、その選手たちが今大会のさまざまな種目に出場します。女子クオドルプルスカルや女子フォアをはじめ、女子選手たちが見せる新しい力にも注目しています」
宇佐美さんは、地元から送られる声援にも期待を寄せる。
「海外での試合を経験している日本選手たちは、開会式で『頑張って』と日本語で声をかけられたことに感激していました。特に女子クオドルプルスカルの上野美歩選手と猪野日向子選手は岐阜県出身です。地元からの声援が、選手たちにとって大きな後押しになると思います」
過密日程のなかで実況を担当する宇佐美さんは、「大会が2日間に短縮され、厳しい日程に挑む選手たちの姿をしっかり伝えたいです」と言葉に力を込めた。
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