昨オフに危機感を示していた山瀬が登録抹消となった(写真はイメージ)
巨人は4月20日、丸佳浩外野手と山瀬慎之助捕手の出場選手登録を抹消した。丸は8試合に出場し14打数1安打で打率.071、0本塁打・4打点。スタメンから外れる試合が続いていた。
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そして山瀬はここまで出場5試合にとどまり、打率は.231・1本塁打・2打点の成績だった。11日のヤクルト戦ではプロ7年目にして初本塁打を放っていた。
山瀬は今季4年ぶりに開幕一軍入りし、スタメン出場の機会も得ていた。上述の通り打撃面での可能性を示した一方で、先発マスクの試合は4試合で未勝利だった。
捕手に求められるのは打撃よりも守備がより重視される。投手との相性や出場した際の防御率、さらにはチームの勝敗が評価を分ける。今回はその観点での再調整という意味合いが強い抹消のようだ。
山瀬は昨オフの契約更改で危機感を口にしていた。その際、「何かアクションを起こさないと来年、再来年も後悔する」と語り、出場機会を求めた強い危機感を示していた。
さらに「試合に出たい。来年も同じような形だったら違う選択肢を」という思いを率直に伝え、自由契約も辞さない覚悟を示していた。
その背景には、二軍で打率.302を記録しながらも一軍出場が限られた現実がある。結果を残しても機会が得られない。その経験が、「限られた選手生活が無駄になる」という切実な言葉につながっていた。
現在の巨人は主将の岸田行倫・今季打撃絶好調の大城卓三に加えて、二軍には共に侍ジャパンでの実績もある甲斐拓也と小林誠司が控えているなど、捕手陣の層は12球団No1と言っていいほど厚い。
その中で山瀬がポジションを掴むためには、打撃のポテンシャルに加えて、試合を組み立てる力をどこまで高められるかである。まずはファームで実戦感覚を養い、一軍での経験を積まない限りはこの力は身につけられない
「行動を起こさなければ後悔する」その気持ちを体現できるか。今回の抹消は山瀬にとって試練であると同時に、高い壁の面々を打ち破れるかの分岐点にもなり得る。
記事/まるスポ編集部
