【中日 2-1 巨人】(2日・バンテリンドーム)
泥沼の開幕5連敗、最悪の空気をエースがその左腕で切り裂いた。バンテリンドームで行われた一戦は、中日が投手戦を制した。5回に助っ人サノーが放った鮮烈な一発を、先発の大野雄大が9回1失点の完投勝利で守り抜き、チームの開幕からの連敗を「5」で止める今季初勝利を飾った。
息詰まる投手戦、ベテラン大野が支配した序盤
春の夜、バンテリンドームは静かな緊張感に包まれていた。中日のマウンドに上がったのは、復活を期すベテランの大野雄大。対する巨人の強力打線を前に、大野は低めに集める丁寧な投球でスコアボードに「0」を並べていく。4回までわずか1安打に抑え込む大野の姿に、スタンドからは「今日の大野は一味違う」という期待混じりの熱気が確信へと変わり始めていた。
均衡を破ったサノーの一振りと、9回の攻防
試合が動いたのは5回裏。沈黙していた中日打線がついに牙を剥く。ランナーを一人置いた場面で打席に立ったのはサノー。新助っ人のレフトスタンドへの2ランホームランに球場のボルテージは最高潮に達した。
しかし、ドラマは最終回にも待っていた。9回表、完投目前の中日・大野が巨人打線の猛追に遭う。代打・増田陸、そしてキャベッジの連打で1点差に詰め寄られ、なおも一打同点のピンチ。だが最後はダルベックをセンターフライに打ち取り、試合終了。マウンド上で吠える大野の姿は、まさにエースの帰還を告げた。
SNSの反応
SNSでは「開幕5連敗の地獄からようやく解放された!」「12球団唯一の白星なしがどれほど辛かったか……」と連敗脱出に安堵し涙するファンの声が溢れた。一方で、「大野の完投はまさにエースの器!」「サノーの一発もあったし、この粘りがあれば明日から連勝街道だ」とベテランの意地と新助っ人の一振りに希望を見出す投稿が相次いでいる。
なお、「9回に1点差まで迫られた場面、大野を代えずに心中した井上監督の判断は賭けだったが、今日ばかりは采配的中と言わざるを得ない」と続投判断を称賛しつつも肝を冷やしたファンからの鋭い指摘も飛んでいる。
編集/まるスポ編集部
