FA宣言した辰己は獲得オファーがなく楽天残留を決めた(写真はイメージ)
楽天から国内FAを宣言していた辰己涼介が残留を表明した。16日に会見を開き、今季も楽天でプレーすることを明らかにした。
楽天からFA宣言中の辰己涼介が山川穂高とのトークショーに出演 メジャー移籍を断念するも、未だ獲得オファーがないことを明かす
10日山川穂高(ソフトバンク)とのトークショーに参加した際に「言えることがない」と自ら近況を語っていたが、「12月くらいに決めていた」と年内には残留を決めていたという。
昨季は114試合に出場し88安打、打率.240だったが、24年には158安打でリーグ最多安打のタイトルを獲得。守備ではゴールデングラブ賞を5年連続で受賞中で、刺殺数397とNPB歴代最高記録を保持している。
このオフは球団にポスティングでのメジャー挑戦を要望していたが、球団から許可を得られず、国内FA宣言していた。
「野球がうまくなりたいとか、必要としてくれるチームがあるかとか、行使した上で考えたい」と語っており、メジャーへも「そこを諦めたわけではない」と可能性に含みを持たせていた。
ただ、同じ外野手としては桑原将志がDeNAから西武へ移籍。
ドラフト時には辰己を1位指名していた巨人は日本ハムから松本剛を獲得しており、外野手だと辰己だけがオファーのない状況が続いていた。
「プロは目立ってナンボ」という信条から、24年のゴールデングラブ賞表彰式やNPBアワーズでも度肝を抜くコーデで驚かせたり、独特の言動でグラウンド外での注目を集めていた辰己。これらも面がネックになったのか、移籍に関しては一向に進展はなかった。
石井一久GMは「一緒にできたら」と戦力として残留を歓迎する方針を示していたことも追い風となり、最終的に杜の都でのプレーを決断した。
会見では、「一度FA権を行使してみて、改めて7年間楽天イーグルスで大切に育ててもらったことを感じました」と球団への愛着を語った。
SNSでもユニフォームの“がんばろう東北”を示し、「今年も東北のためにプレーさせていただきます」などと投稿。会見でも「東北に笑顔を、東北のファンの人たちの歓喜をグランドからみたいです」とも述べ、東北のファンへメッセージを述べた。
これでFA宣言した選手全ての所属先が決まった。辰己は楽天そして東北のために、今季もクリムゾンレッドのユニフォームでプレーする。
編集/まるスポ編集部
