
8月2日、新日本プロレス『G1クライマックス35』広島大会が開催。翌3日(福岡大会)に行われるAブロック公式戦・デビッド・フィンレー vs EVILの前哨戦として、H.O.TのEVIL&ディック東郷とBC WAR DOGSのフィンレー&外道がタッグマッチで激突した。EVIL陣営にはドン・ファレも帯同し、H.O.Tは盤石の布陣を見せた。
EVILが卑劣な反則勝利!”白い粉”とH.O.Tの介入で大岩陵平を制圧
試合はゴング前からBC WAR DOGSが奇襲を仕掛け、フィンレーはEVILを場外に連れ出しフェンスやエプロンへ叩きつける荒攻撃。打撃戦の中、ファレが不意打ちのボディブローでフィンレーの動きを止める。

リング内では東郷が外道の左腕を集中攻撃するとEVILが追撃。外道が場外に落とされ、東郷とファレが容赦ない連携攻撃を浴びせる。
中盤、反撃に転じた外道はパンチやサミングで応戦し、混戦の中でフィンレーにスイッチ。EVILに串刺しラリアットやブレーンバスターを決めて主導権を握る。
だがEVILが顔面をかきむしって流れを断つと、金具むき出しのコーナーにフィンレー、続けて外道を叩きつける。そして東郷との連携で外道にマジックスクリューを決めるが、EVILはあえてカウント2でフォールを解除し、挑発的な行為をとる。

最後はEVILが、場外で東郷とファレに捕えられたフィンレーに見せつけるように、外道をSCORPION DEATHLOCKで締め上げてギブアップを奪い、勝利を収めた。
試合後、EVILは「オイ、フィンレー。You are already dead, mother fucker.(お前はすでに死んでるんだ、クソ野郎)!オメエみたいなG1死にぞこない野郎にこの俺が負けるわけねえだろ。明日叩き潰してやるよ。よく覚えとけ。ハッハッハーッ!」と高笑い。

一方、フィンレーは「今の俺はお前のことを人生で誰よりも憎んでいる。ジェイ・ホワイトよりもオスプレイよりも、俺に3連勝してIWGP GLOBALヘビー級王座を奪ったツジよりもな。お前のすべてが憎い」と怒りをあらわにした。
そして最後に静かに言い放った。「明日は2点のための試合じゃない。汚名返上でありリベンジの時だ。負ける余裕なんてない。特にお前にはな!」
EVILの狡猾さとH.O.Tの連携は不気味さを増すばかり。BC WAR DOGSとの因縁は再燃するのか。福岡での決戦に注目だ。
記事/ミライカ