
8月1日、新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』高松大会でAブロックの公式戦が行われた。4勝1敗(8点)で単独首位を走る辻陽太と、IWGPタッグ王者で2勝3敗(4点)のタイチが激突。辻が勝利すれば決勝トーナメント進出に大きく前進する。
試合は序盤から辻が積極的に攻めた。コルバタから場外のタイチにトペ・スイシーダを放ち、鉄柵に叩きつける。リングに戻るとタイチをボディシザースで締め上げ、試合の主導権を握った。しかし、タイチはアックスボンバーで流れを変えると多彩なキックで辻を追い詰める。

タイチの天翔十字鳳を、辻はカウンターのトラースキックからカーブストンプで切り返す。辻は得意のジーンブラスターを狙うが、タイチはそれをキャッチし、辻はすかさずタイガーボムでマットに叩きつけた。

辻はブレーンバスターボムからカーブストンプ、そして再びジーンブラスターを狙う。だが、タイチはこれを勝ち上げ式エルボーで阻止。さらにショートレンジラリアットを繰り出し、「オー」と声を上げた。
しかし直後、辻のジーンブラスターを喰らい、両者ともに立ち上がることができない。最後はキャリアに勝るタイチがブラックメフィストで3カウントを奪取。タイチは3勝3敗の五分に戻した。