
7月23日、新潟・アオーレ長岡にて新日本プロレス『G1クライマックス 35』が開催。第6試合では、Bブロック公式戦としてYOSHI-HASHIとドリラ・モロニーが激突した。共に開幕から2連勝中と勢いに乗る2人は、今回初のシングルマッチとなる。
試合は、序盤から激しいチョップ合戦で火花を散らした。
開始早々、モロニーがロープ際で逆水平チョップを見舞うも、YOSHI-HASHIがすぐに打ち返す。互いの意地がぶつかり合い、凄まじい音を響かせる壮絶な打撃戦が展開。

モロニーはコーナーホイップやストンピング、変形バックブリーカーでYOSHI-HASHIの腰を集中的に攻め、主導権を握る。
YOSHI-HASHIも低空ドロップキックやショルダータックル、ヘッドハンターで反撃に転じると、串刺しエルボーやDDTでたたみかけてチャンスを作る。
だが、モロニーも逆水平チョップで主導権を奪い返し、スパインバスターやトップロープからのダイビングエルボードロップ、さらには必殺のザ・ゴアで勝負をかけた。

それでもYOSHI-HASHIは意地を見せ、トラースキックで切り返し、リバースDDTやパワーボム、カナディアンデストロイヤーで流れを引き寄せる。最後はラリアットでモロニーをなぎ倒し、渾身のカルマを炸裂。激闘の末、3カウントを奪った。
これでYOSHI-HASHIは無傷の3連勝。Bブロック単独首位に立ち、悲願のG1初優勝へ向けて大きな一歩を踏み出した。
出場者決定戦を勝ち抜いた男が、いま真夏の頂点を本気で狙っている。
記事/ミライカ
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