海外から出場する3選手とは…

――今回出場する3人の海外選手について教えてください。
翔太:1人目はオーストラリア出身のミッチ・ライダー。オーストラリア東部を拠点に活動しているレスラーで、GCWオーストラリア大会にも出場しました。
2023年に初来日した際はガンバレ☆プロレスやTTTに参戦し、GCWからも良い評価をもらったらしく、今後の飛躍が期待される選手です。
――オーストラリアはプロレスが盛んな国ですか?
翔太:シドニーやブリスベンには団体がありますね。ミッチは僕が初めてブリスベンで試合をしたときの対戦相手でした。オールラウンダー型で跳躍力があり、レスリングの技術も高い選手です。
そして、メキシコ・ティファナ出身のタッグチーム「ルチャ・キングス」のエル・レイとバンブーです。

――ティファナって危険なエリアですよね?
翔太:かなりヤバイ場所と聞いています(苦笑)。国境を挟んで、メキシコ側がティファナ、アメリカ側がサンディエゴです。
僕は今サンディエゴにいますが(※取材はオンライン)、ルチャドールがメキシコから車でサンディエゴにやって来るんですよ。
ルチャ・キングスは2年前にサンディエゴの大会に出場して活躍していたタッグチームで、今回が初来日になります。

――メキシコ出身ということで、ハイフライヤーでジャベ(関節技)が得意な選手でしょうか?
翔太:日本のプロレスファンが想像する通りの“ルチャ・ドール”ですね。メインの6人タッグ3本勝負にも出場し、ルチャの空気感とアメリカのプロレスをミックスした試合をしていました。
「こんなに素晴らしい選手がいるんだ」と感動したことを覚えています。エル・レイは体格も良く華があるので、日本でブレイクする可能性もあります。
――それ以来、交流は続いていたのですか?
翔太:交流はなかったのですが、バンブーから「翔太、日本に行くよ!」と連絡が届いたんです。 彼らなら日本のどの団体に紹介しても恥ずかしくないレスラーなので、今回の興行に出場してもらうことにしました。