ヘビー級のウルフアロンをジャーマンスープレックスで叩きつけるジュニアの藤田晃生
12日、新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTLING 2026」東京・両国国技館大会(観衆6,422人)で、NEVER無差別級王者ウルフアロンが藤田晃生を下し、初防衛に成功した。
試合はヘビー級とジュニアによる階級を超え、序盤から激しい打撃戦となった。藤田はスピードと蹴りでウルフを翻弄し、場外戦でも猛攻。さらにジャーマンスープレックスを繰り出し、巨体のウルフを何度も投げ切った。終盤には両者が膝立ちからエルボー、張り手を打ち合う意地の攻防を展開した。
終盤、藤田はブレーンバスターから勝負を決めにいくが、ウルフはアングルスラムで形勢逆転。これを藤田がカウント2で返すと、最後はウルフが変形ジャックハマーのような新技で豪快に叩きつけ、3カウントを奪った。

試合後、ウルフは「この1カ月間、藤田と闘えたことには感謝してます」と語り、「一歩ずつだけど、このNEVER無差別級のベルトにふさわしいチャンピオンになってきたんじゃないかなって実感してます」と王者としての成長を口にした。
さらに藤田のスピードに対応した経験を踏まえ、「大きい人とやった方がやりやすいっていうプロレスラーだと、それは最強じゃない」とコメント。
また、柔道家として“投げ”へのプライドを持ちながら藤田に何度も投げられたことについて「あんだけ投げられても勝つことができるんだ、と思える試合でもありました」と語り、新たな手応えをつかんだ様子を見せた。
一方、敗れた藤田は「今日お前からプロレスの力を感じた」とウルフを評価。「また挑戦するからよ。お前からベルト剥ぎ取ってやるからよ。それまで負けんなよ。ずっとお前が巻いとけ」と再戦を誓った。
デビュー1年目のウルフが、ジュニアのトップ戦線を走る藤田との激闘を乗り越えた。NEVER王者としての進化を証明する、大きな初防衛となった。


