10月18日後楽園大会で、DDT UNIVERSAL選手権試合「田口隆祐vsディック東郷」の勝者に挑戦する彰人
DDTを大きくしたい。その思いを持つ彰人が、10月18日の後楽園ホール大会でDDT UNIVERSAL王座に挑戦する。対戦相手は、前日の新日本プロレス・石狩大会で行われる田口隆祐とディック東郷のタイトルマッチの勝者だ。団体を支える立場から、自ら挑戦者として名乗りを上げた理由を聞いた。【後編】(取材・文/大楽聡詞)
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DDTを軸に新日本へ挑む UNIVERSAL王座挑戦
――昨年11月の「Ultimate Party 2025」でのDDT EXTREME選手権5WAYマッチ以来、約11カ月ぶりのシングル王座挑戦です。今回の挑戦には、どのような思いがあるのでしょうか。
彰人:ベルトをDDTに取り返したいというよりも、DDTを出るつもりはなく、DDTの中心に立って守っていく人間として、新日本プロレスへチャレンジしたいという気持ちです。「田口さんがUNIVERSAL王座を持っている間に挑戦したい」という思いがありました。
――先ほど、「DDTのために自分が動く必要があるタイミングなら動く」と話されていました。今回は、まさにそのタイミングだったのでしょうか。
彰人:実は、田口選手に挑戦してほしい選手が何人かいました。9月21日の後楽園で挙げる名前も、当初は自分ではなかったんです。ただ、田口選手から新日本の大会で東郷選手とタイトルマッチをしたいという申し出がありました。
それ自体はUNIVERSALの元々のコンセプトに合っていますし、東郷選手はDDTと縁のある選手なので、ぜひやってほしいと思いました。
一方で、DDTでの次の防衛戦は10月18日の後楽園と決まっていた。どちらが王者として来るか分からない中で、他の選手を挑戦者に据えるわけにはいかないな、と。
僕自身も東郷選手とは縁がありますし、どちらが来ても自分なら迎え撃てる。そういう気持ちになって、自分の名前を出しました。
――他団体の選手が王座を持っている現状は、どのように受け止めていますか。
彰人:そこにあまり危機感はありません。田口さんからはDDTへのリスペクトをものすごく感じるので、外敵であっても外敵感がないんです。ベルトを持つことで田口選手が生き生きとしていますし、王者が輝けば、ベルトも輝くと思っています。今のUNIVERSAL戦線は面白いですよ。
田口選手は、これまで交流してこなかったDDTの選手と、ベルトを通して縁をつくろうとしている。須見にタッグパートナーにならないかと打診するなど、ベルト以上に大きなものをつくろうとしてくれています。
外敵に自由にされているという見方もあるかもしれませんが、僕はプラスに捉えています。今のDDTは間口を大きく広げているわけではないので、こうした刺激はいずれ大きな財産になると思います。
東郷さんが王者になっても面白い。DDTで世界を回り、一度引退した人が、巡り巡ってUNIVERSALのベルトを巻いて戻ってくる。そこにはドラマがあるじゃないですか。


