かつてのドラフト1位候補・オコエが、不退転の決意で中南米の地へ(写真はイメージ)
巨人を自主退団し、海外へ新天地を求めていたオコエ瑠偉(28)が、メキシカンリーグのキンタナロー・タイガースに入団したことが10日(日本時間11日)、球団の公式SNSで発表された。かつてのドラフト1位候補が、不退転の決意で中南米の地を踏んでいる。
巨人を退団したオコエ瑠偉がSNSで近況を投稿 プロ野球OBは「海外の方が合う気がする」という見解もあり、今季は海外でプレー?
混迷を極める海外挑戦
オコエのメキシコでの歩みは、決して平坦ではない。今年2月に同リーグのモンテレイ・サルタンズに加入したが、出場わずか2試合で6打数無安打と結果を残せず、今月1日に自由契約を言い渡されていた。今回入団が決まったタイガースは、メキシコでの生き残りを懸けた背水の陣となる。移籍初戦には代打で出場したが遊ゴロに倒れており、まずは早急に実戦感覚を取り戻すことが至上命題だ。
拭えぬ素行への懸念
オコエは2015年にドラフト1位で楽天に入団。高い身体能力で将来を嘱望されたが、グラウンド外での話題が先行しがちだった。楽天時代には年俸以上の高級車購入や、野球への姿勢の甘さを首脳陣に指摘され続け、後にオンラインカジノ利用による書類送検も発覚。球界全体を巻き込む騒動となった。
現役ドラフトで移籍した巨人でも、2024年のリーグ優勝に貢献する一方で、秋季キャンプの途中離脱や球団行事の欠席が目立ち、練習態度を問題視された末の電撃退団となった。
自分流を貫く28歳の現在地
自身のSNSでは、海外の地を歩く姿とともに「I do my own thing(自分らしくやる)」と綴っている。阿部監督や吉村CBOが背中を押した形での海外挑戦だが、そこには日本での「規律」に適応しきれなかった才能の、最後の足掻きとも取れる悲壮感が漂う。
甲子園を沸かせたスターが、異国の地で再び輝きを取り戻せるのか。野球人生の崖っぷちに立つ28歳の挑戦に、注目が集まっている。
記事/まるスポ編集部
