開幕二軍で迎えた巨人・甲斐はまだ一軍から声がかからない(写真はイメージ)
昨オフ、大型FA補強として大きな期待を背負い巨人に加入した甲斐拓也。しかし未だ一軍から声がかかっていない。
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開幕を二軍で迎え、ファームでも打率1割台と成績が上がってきていない。長年「打てる捕手」としてではなく、守備力や投手陣統率力で評価されてきた選手とはいえ、一軍に上がるには厳しい数字が並んでいる。
今季の甲斐は、開幕から厳しい立場に置かれていた。ソフトバンク時代の2016年以来、実に10年ぶりとなる開幕二軍スタート。オープン戦でも打率1割台だったことも影響し、岸田行倫・大城卓三・山瀬慎之助らとの競争に敗れる形となった。
巨人はこれまで4番を担っていた岡本和真がMLBへ移籍し、打撃陣については難しい戦いが続くと予想されていた。その見立て通りチーム打率はリーグ5位の.230と低迷。阿部慎之助監督はオーダーを固定できず、現在連勝中ではありながらも日々やりくりしている。
それは捕手も例外ではなく、一軍では主将に任命された岸田と復活の兆しを見せ中軸を打つ大城、第三捕手は山瀬が名を連ねたが、山瀬の代わりに上がってきたのは甲斐ではなく生え抜きの元正捕手・小林誠司だった。
でも長年積み重ねてきた価値が消えたわけではない。育成出身から正捕手にまで上り詰め、“甲斐キャノン”で名を馳せるなどソフトバンク黄金期を支えてきた。
そして侍ジャパンとして東京五輪や前回のWBCで優勝へ導いたことは決して揺るがない。
これらの輝かしい功績が評価され、5年総額15億円規模の大型契約を交わし、背番号も阿部監督自ら背負った「10」を直接渡され巨人入団を果たしている
しかしFA加入2年目を迎えた今季、その現実はよりシビアになっている。
二軍で結果を残し、再び一軍へ戻ることができるのか。それとも競争の波に飲み込まれていくのか。巨人の正捕手争いはまだまだ熾烈に続いている。
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記事/まるスポ編集部
