調印式にて成田蓮がウルフアロンに対し、口に含んだ水を吹きかけた
10日、大阪・OIT梅田タワー常翔ホールにて、11日エディオンアリーナ大阪大会で行われるNEVER無差別級選手権試合の公開調印式が行われた。1.4東京ドームでの鮮烈デビューから1ヶ月。至宝を死守する王者・ウルフアロンと、HOUSE OF TORTURE(H.O.T)の新総帥に指名された成田蓮が火花散る舌戦を展開した。
デビュー戦から続いた連勝は「12」でストップ。第13戦目で初の敗北
「ベルトを磨いておけ」不遜な挑戦者・成田の要求
先にマイクを握ったのは、EVIL退団後のH.O.Tを率いることになった成田蓮だ。「意気込みもクソもねえ」と吐き捨てると王者に対しあまりに不遜な要求を突きつけた。
「テメエは”NEVERのベルトを俺の腰に巻く”そのために、明日、大阪に来るんだよ。そのベルト磨いてきたか? しっかり磨いて、俺のこの腰に巻け。バカ野郎」
これに対し、柔道界の至宝からプロレスの頂を目指すウルフは、困惑と余裕が入り混じった表情で応戦する。
「まずはベルトの綺麗さを気にする方なんだなとビックリしてます。なんで俺がお前のためにベルトを磨かなきゃいけねえんだよ。明日必ず成田蓮に勝って、次のシリーズ(FANTASTICA MANIA)試合ないから、そこでしっかりきれいにさせてもらいます」
淡々とした口調ながらも王者のプライドをのぞかせた。

10年前の“あの日”と同じ場所で
ウルフにとって、今回の舞台となる2.11大阪は特別な意味を持つ。10年前の2016年2月11日、彼が初めて生でプロレスを観戦し、衝撃を受けたのが同会場で行われた「柴田勝頼vs石井智宏」のNEVER戦だった。
「この10年間、僕の内側に秘めたプロレスをしたいという気持ちを明日、前面に出して頑張りたい」
憧れの舞台に、今度は王者として立つ。ウルフは、デビュー戦での勝利を「相手が僕を知らなかっただけのビギナーズラック」と冷静に分析した上で、「勝ち続ける選手が、本当に強い選手。しっかりと防衛して僕自身の強さを見せたい」と、真の強者への脱皮を誓った。

一方の成田は、ウルフのクリーンなイメージを真っ向から否定。1.4での王座奪取を「レフェリー買収、審判買収」と断じ、同席した棚橋弘至社長までをも「絡んでるんじゃないか?」と睨みつけるなど、会場を不穏な空気に包み込んだ。
会見の最後、フォトセッションで両者が至近距離で睨み合うと、事態は急転。成田は口に含んだ水をウルフの顔面に噴射する暴挙に出た。
10年前の魂を継承する「バチバチ」の真っ向勝負か、それとも新生H.O.Tによる「暗黒」の支配か。運命のゴングは明日、大阪で鳴らされる。
編集/まるスポ編集部
