有原が国内移籍もしくはメジャー復帰の可能性も(画像はイメージ)
今季ソフトバンクの日本一に貢献した有原航平の争奪戦が始まった。
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保留選手名簿から外れ自由契約選手となったことから、国内外全ての球団と交渉ができる。NPB球団との交渉も行う見込みで、まずは国内を優先するとされる。
ここで獲得調査する球団として挙がったのが巨人。クライマックスシリーズ(CS)敗退早々に前田健太や柳裕也の調査を開始したとされるが、前田は楽天への移籍が決まり、柳は中日残留を決めた。
巨人は9月中旬まで2位をキープしていたが、14日・15日のDeNA戦(横浜)で連敗し3位へ転落。以降再浮上できずフィニッシュしていた。
終盤で息切れした要因の一つが先発陣。2桁勝利は山﨑伊織のみで、開幕投手を務めエースとして期待された戸郷翔征が開幕から調子が上がらず、8勝9敗・防御率も4.14と前年の1.95から大きく落としてしまった。
井上温大や赤星優志も台頭とはならず、15勝を挙げメジャーに挑戦した菅野の穴が大きく響いた形となった。
ただ、有原はメジャーへの再挑戦も視野に入れていると日本シリーズ終了直後に各社が一斉に報じた。
20年オフにポスティングシステムを利用してレンジャーズに入団した有原だが、1年目の5月に右肩の手術を受け早々に離脱。翌年も本来の実力を発揮したとは言えず、2年間で通算15試合の登板で3勝7敗・防御率も7.57に終わっていた。
国内でのプレーを模索した結果、23年にソフトバンクに入団した。なお、まだ国内FA権を持たずに2年でNPB復帰となり、さらに3年総額15億円とみられる大型契約で同一リーグの球団に移籍したことから”有原式FA”などと批判されることにもなった。
しかし、ここでは3年連続2桁勝利に加えて今季まで2年連続で最多勝を獲得している。リーグ2連覇の原動力となり、その実力は健在であることを示した。
メジャー再挑戦については現地メディアがソフトバンクでの実績を報道するなど反応を示し、自由契約となるとSNSでもレンジャーズ時代の写真を交えて投稿された。
来季34歳となる右腕の行き先はどこになるのか。日米をまたいだ最多勝投手の争奪戦が始まった。
編集/まるスポ編集部
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