株式会社ルネサンス独自開発の脳と身体を同時に活性化する『シナプソロジー®』が、福岡県教育委員会主催の教職員研修に採用された。教育現場の指導力向上に役立つ新しいアプローチとして注目されている。

脳機能向上を図る「シナプソロジー®」の仕組み
『シナプソロジー®』は、じゃんけんやボール回しといった簡単な基本動作に対し、感覚器や認知機能に対する刺激を継続的に変化させることで脳を活性化させる仕組みだ。できること(習得)を目的とせず、できないことに柔軟に対応する状態を作り出し脳機能を向上させる。このユニークなアプローチにより、現在、介護予防教室や企業の健康経営、そして今回採用された教育分野など様々な領域での応用が進行中だという。
指導力向上を目指す研修に新たなアプローチ
これまで高齢者の認知機能向上や企業研修など、多岐にわたる分野で実績を積み上げてきた脳活性化メソッド『シナプソロジー®』。今回の福岡県での採用は、「生徒理解に基づく指導法やスポーツ医・科学に立脚した指導法等」を目的とする運動部活動指導力向上研修の一環。教育現場における指導力の質向上への新たな可能性を示すものだ。
特に選定の決め手となったのは二つの効果だ。一つは、初対面の子ども同士でも自然な会話や交流を促すコミュニケーション促進効果。もう一つは、部活動開始前のウォーミングアップ的な役割を担い、運動へスムーズに移行できる導入効果。教育委員会は、このメソッドが子どもの集中力やコミュニケーション力の向上に大きく貢献するものと期待している。

参加教職員284名による高い実用性の証明
研修会は、福岡県内の公立中学校・高等学校・義務教育学校・中等教育学校・特別支援学校の教職員延べ284名を対象に3日間にわたって実施されだ。『シナプソロジー®』の概要・効果に関する講義や、エクササイズの体験、そして現場での具体的な活用を想定した指導練習など、実践的なプログラム構成となった。
参加者へのアンケートでは、「とても参考になった・参考になった」と回答した者が94.5%という高い割合を記録し、その実用性の高さが実証された。「脳を使っている感じがする」「自然と笑顔になっていたことにびっくりした」「授業前に取り入れて集中力アップを図りたい」といった前向きな声も多数寄せられ、教育現場での指導法改善に直結する有効性が確認された。
株式会社ルネサンスは、今後このメソッドの全国の教育現場での活用拡大を目指す方針だ。
記事/まるスポ編集部
