
10月18日、19日に開催された千葉県新人大会ソフトテニス競技(個人戦・団体戦)で、raquty合同会社が開発・提供する大会運営システム『raquty Pro(ラクティープロ)』が導入された。これにより延べ1,000人超の参加選手数となる大規模な大会において、個人戦・団体戦の全日程で完全なペーパーレス運営を可能にした。

大会運営の課題を解決
『raquty Pro(ラクティープロ)』とは、「紙ベースで煩雑な大会運営をもっと楽にしたい」という想いから生まれたシステムだ。ソフトテニス大会の複雑な運営業務をデジタルで一元管理でき、トーナメント表作成、エントリー管理、試合進行管理、スコア記録、結果共有といった多岐にわたる機能を搭載。手作業や紙媒体に依存していた従来の運営方法が抱える人的ミスや集計の遅延といった課題を解消すべく設計されている。

審判業務と情報共有の完全デジタル化
審判のスコア記録業務をタブレット端末などで行う完全デジタル化を達成。手書きのスコアシートが不要となり、集計作業の効率が劇的に向上した。試合結果やコート状況などの大会情報がリアルタイムで全関係者へ共有される仕組みを構築。計画的かつ柔軟な進行管理が可能となり、不測の事態にも迅速に対応できる体制が整った。
今回の導入の最重要課題の一つが、団体戦のデジタル化だ。従来、オーダー提出や対戦管理が煩雑で人的リソースを多大に要していた団体戦運営。これに対し、『raquty Pro』は団体戦管理機能を新たにリリースし、シンプルかつ確実な運営を実現した。

大規模大会におけるDXの成功事例
2日間のべ1,000人を超える参加者を抱える大規模な地方大会において、個人戦と団体戦の両方で完全ペーパーレス化を達成した今回の事例。スポーツ大会運営のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、全国への普及が期待される重要な一歩となった。
記事/まるスポ編集部