
13日、新日本プロレス後楽園ホール大会にて、9.28神戸大会のIWGP世界ヘビー級戦(ザック・セイバーJr.vs成田蓮)、IWGPジュニアタッグ戦(SHO&DOUKIvsロビー・イーグルス&藤田晃生)の前哨戦として、ザック&大岩陵平&ハートリー・ジャクソン&イーグルス&藤田と、成田&SANADA&高橋裕二郎&SHO&DOUKIが10人タッグで激突した。
Yuto-Iceが石井智宏にツバ吐きKO!大ブーイングの前哨戦はK.O.Bが王者組を圧倒
ゴング前、SHOはマイクで「TMDKよ。間違えた、TMど田舎よ!オメーらなんかボコボコにしてやるから!」と挑発。場内からブーイングを浴びつつ、序盤から乱戦に突入。

イーグルス&藤田がSHO&DOUKIに連係攻撃を浴びせると、大岩やジャクソンも加わりパワーファイトで場内を沸かせた。技の応酬が続く中、ザックと成田の一騎打ちは特に白熱。ザックのフロントキックやサッカーボールキックに対し、成田はブリザードスープレックスや膝十字固めで反撃。両者は切り返しとカウンターを繰り返し、一進一退の攻防を見せる。
終盤、ジャクソンが成田にデスバレーボムを狙うが、成田がサミングで回避。続いてSANADAがジャクソンにギターショットを仕掛けるも大岩がカット。ジャクソンはSANADAのバックを取るが、SANADAは急所蹴り。最後は成田が地獄の断頭台でジャクソンを沈めた。
試合後もザックと成田は乱闘。ザックはフロントキックで成田を場外に追いやり、ヨーロピアンアッパーを連発するも、成田はミスト噴射とヘッドロックで捕獲。
さらに成田はザックをリングに投げ入れると、裕二郎とSANADAも加勢して改良型プッシュアップバーで襲撃。ダウンしたザックを踏みつけながら成田がIWGP世界ヘビー級ベルトを掲げると、会場からは「帰れ」コールの嵐。やりたい放題のH.O.Tは得意げに“葉巻ポーズ”を決め、リングを後にした。

バックステージでも成田は、「ザック・セイバーJr.、クソガイジンチャンピオン、コラ、これがな実力の差だよ。てめえがな、俺に勝てるわけねえんだよ。神戸でも結果は札幌と一緒だ。そのベルト持っていいのは俺だけなんだよ、バカ野郎」とザックを挑発。
神戸での一騎打ちを目前に、悪の限りを尽くして王者ザックを追い詰めた成田。決戦への緊張感は一層高まった。
記事/ミライカ