現代女性の不調、原因はタンパク質不足? 20〜50代女性の8割が「不足」と回答。

仕事や家事、育児に追われる現代女性。慢性的な疲れや肌・髪の不調など、原因不明の悩みを抱える人は少なくない。こうした不調の裏側には、美と健康の土台となるタンパク質の不足が潜んでいる可能性があるという。株式会社Wellness Landが20〜50代の女性を対象に実施した調査で現代女性のタンパク質摂取状況や不調との関連が明らかになった。


身体と美容の不調トップ3は「疲れ」「肩こり」「睡眠」

調査によると、20〜50代の女性が日常生活で感じる不調のトップ3は、1位が「疲れやすさ・だるさ」(46.7%)、2位が「肩こり・頭痛」(44.6%)、そして3位が「寝起きが悪い・眠りが浅い」(37.3%)だった。日々のパフォーマンスに直結する身体の悩みが上位を占める結果となった。

こうした不調の原因として思い当たるものを尋ねたところ、最も多かったのは「運動不足」(47.4%)だった。次いで「加齢によるもの」(46.2%)、「ホルモンバランスの乱れ」(42.1%)と続く。

タンパク質「摂れている」女性はわずか2割未満

美と健康の基本栄養素であるタンパク質について自身の食生活で十分に摂れているかを尋ねた質問では、「はい」と回答した人はわずか17.0%に留まった。「いいえ」が42.7%、「わからない」が40.3%となり、実に8割以上の女性がタンパク質不足を感じているか、または意識していない現状が浮き彫りとなった。


タンパク質摂取で不調が改善した女性は35%

一方で、タンパク質を十分に摂取できていると回答した人に身体や美容面の不調が改善したか尋ねたところ、「少し改善した」(25.0%)と「改善した」(8.9%)を合わせると約35%が何らかの改善を実感。タンパク質が日々の不調を和らげる一因となり得ることが示唆される結果となった。


「知識がない」ことがタンパク質摂取の壁に

タンパク質を十分に摂取できていない、または摂取できているか分からない最大の理由として、「必要なタンパク質の量や食品の知識がないから」が32.5%でトップだった。次いで「朝食を抜いたり、簡単な食事で済ませることが多いから」(17.1%)、「高タンパクな食材の価格が高いから」(15.3%)と続く。タンパク質を意識した食生活には、「何を、どれだけ食べればいいか分からない」という知識不足の課題があることが明らかになった。

今回の調査結果は、多くの現代女性が慢性的な不調を抱え、その原因としてタンパク質不足が疑われる現状を浮き彫りにしたもの。忙しい日々の中で自身の身体を労わるための栄養知識を身につけることや、効率的にタンパク質を補給する工夫が健やかな毎日を送る鍵となりそうだ。


調査概要

  • 調査期間:2025年8月12日〜8月13日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:20代〜50代女性
  • 調査人数:330名
  • モニター提供元:RCリサーチデータ

記事/まるスポ編集部

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