
7月22日、仙台サンプラザホールにて新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』が開催。第7試合は、Aブロック公式戦によるハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)同門対決。SANADA(0勝2敗=勝ち点0)vs EVIL(2勝0敗=勝ち点4)が実現した。
SANADAは、シースルーのコスチュームで登場。一方、EVILはセコンドにディック東郷と新兵器のドン・ファレともに入場。

試合開始前、EVILは背後から奇襲を狙うも、SANADAが冷静に低空ドロップキックで迎撃。場外戦を経て、SANADAはEVILに握手を差し出すが、そこから急所蹴りを狙うフェイント。だが、一枚上手のEVILはトラースキックで反撃した。
場外では、SANADAがEVILをフェンスや放送席にいるミラノ氏に叩きつける荒技を見せる。だが、EVILも反撃し、SANADAをフェンスに吹き飛ばして本部席を崩壊させる。

リング上ではEVILが金具むき出しのコーナーにSANADAを叩きつけようとするも、逆にSANADAが回避し、ドラゴンスリーパーで捕獲。そこへ金丸義信が現れ、ゴングを鳴らして試合を大混乱させる。
さらに金丸は、レフェリーのシャツを奪い、勝手にレフェリーを名乗る騒ぎに。EVILはスコーピオン・デスロックでSANADAを攻め、ファレがパイプカットを狙うが金丸が阻止。混乱する攻防の中、最後はSANADAのサムソンクラッチが決まり、EVILから貴重な3カウントを奪取した。

激闘の末、勝敗はSANADAに軍配が上がったが、試合後にはH.O.Tの面々はおなじみの“葉巻ポーズ”で和解。
この試合でSANADAは初白星を挙げ、逆襲の狼煙を上げた。今後のG1でも、その存在感はさらに増していくことになるのか、注目だ。
記事/ミライカ
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