
7月22日、宮城・仙台サンプラザで開催された新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』でグレート-O-カーンとジェイコブ・オースティン・ヤングがKONOSUKE TAKESHITAとロッキー・ロメロと激突した。
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G1 CLIMAX Bブロックにおいて、オーカーンは鷹木信悟に勝利しドリラ・モロニーに敗れて1勝1敗(勝ち点2)、TAKESHITAもゲイブ・キッドに勝利しエル・ファンタズモに敗れて1勝1敗(勝ち点2)と、共に星を五分としている。

翌23日の新潟大会で公式戦でぶつかるオーカーンとTAKESHITAにとって、このタッグマッチは文字通りの前哨戦となった。先発で顔を合わせたTAKESHITAとオーカーンは、翌日のシングル初対決に向けて互いの実力と手の内を探り合う。場外では“ドンキャリス・ファミリー”のTAKESHITAとロメロがジェイコブに対して見事な合体殺法を披露した。
一方のオーカーンは、巴投げや払い腰といった得意技でTAKESHITAを一気に仕留めにかかる。さらに、TAKESHITAとロメロの同士討ちを誘う巧さも見せた。オーカーンはTAKESHITAを場外に落とし、アイアンクローで捕獲するなど、苛烈な攻めを見せつけた。

しかし、リング上ではジェイコブがロメロに延髄斬りを放つも、丸め込み合戦の末、ロメロがジェイコブを押さえ込み3カウントを奪取。前哨戦はTAKESHITA組が制する形となった。
試合後、バックステージに顔面を押さえながら現れたTAKESHITAは「オーカーン、オーカーン、よくもやってくれたな。明日は俺のこの右ヒジで、お前のそのデッケー頭、ぶっ飛ばしてやる。覚悟しとけよ」と怒りを露わにしながら控え室へ消えた。
対するオーカーンは「“THE ALPHA”KONOSUKE TAKESHITAって言ったか? あの愚民が世界、AEWでどれだけの実力、活躍をしたか微塵も知らねぇよ。だが、強いのは事実なんじゃろ? その片鱗をもっともっともっと出してみろ。今宵は一欠片も出ておらんかったぞ。(※左の手のひらを広げて)掴みがいがないわい。後程AEWも支配する者として、貴様の全力を支配してやる」と、余裕を見せながらも明日の一戦への意気込みを語った。
前哨戦でさらに遺恨が深まり、翌日の新潟大会の公式戦は激戦必至となりそうだ。
記事/まるスポ編集部