日本球界復帰が濃厚の藤浪晋太郎 DeNA入団となれば、“日本一連覇”のピースになる可能性も 

藤浪が帰国し、日本球界復帰の可能性が高まっている(写真はイメージ)

マリナーズ傘下3Aタコマを6月に退団した藤浪晋太郎投手が日本球界に復帰し、DeNA入団が濃厚とされている。

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23年から米球界に挑戦した藤浪は、阪神からポスティングシステムでアスレチックスへと移籍。34試合の登板で防御率は8.57ながら5勝をマークし、シーズン途中の7月にトレードでオリオールズへと移った。

メジャー1年目は64試合登板で7勝を挙げ、昨季はメッツに入団。しかし、メジャー登板を果たすことはできなかった。

今季はマリナーズとマイナー契約を結び再起を図ったが、ここでもメジャー昇格を果たせず、3Aタコマでは2勝1敗4ホールド・防御率5.79の成績で退団となっていた。

マイナーでも成績を伸ばせなかった要因の一つは制球力。

今季も26四球と、投球回(18回2/3)以上の四球を出してしまっていた。昨季も同じくマイナーで16回1/3を投げ25四球を記録しており、長年の課題と向き合う日々が続いている。

日本時代も右打者への抜け球が打者の背中や頭部スレスレに行ってしまい、時には乱闘を招いたり、相手が先発オーダーで全員左打者を並べることもあった。

DeNAは現在リーグ3位で、チーム防御率も2.70と同じく3位。先発陣にはケイ・東・ジャクソンの3投手がリーグ5位以内に名を連ねており、リリーフ陣も伊勢・ウィック、惜しくも離脱してしまった入江らが支えてきた。

球団は昨季の日本一メンバーであるフォードの復帰に加えて、中日で9年間プレーしたビシエドの獲得も目指しているなど、“日本一連覇”に向けて最後の補強を続けている。

仮にDeNAに入団することになれば、メジャーで実績のあるバウアーがいるだけでなく最新計測機器が揃っていることから、課題の制球にもアプローチができる可能性がある。

阪神時代は高卒一年目の12年から3年連続2桁勝利を挙げ、特に14年には221奪三振で最多奪三振のタイトルも獲得するなど、NPB通算57勝をマークした藤浪。

かつて同級生である大谷翔平のライバルと位置付けられた31歳は、独走している古巣を逆転するピースとなるのか。

米挑戦を経て、進化した姿を見せるチャンスが訪れようとしている。

記事/まるスポ編集部

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