
10日、ジュニアの最強戦士が集う祭典「BEST OF THE SUPER Jr. 32(BOSJ 32)」が千葉・YohaSアリーナにて開幕、全20選手がA,Bブロックに分かれリーグ戦を行う。
2022年に続きBOSJ5度目の優勝を目指す高橋ヒロム(6年連続10回目)と3度目のBOSJ制覇を目論むKUSHIDA(3年連続12回目)が激突。
内藤哲也&BUSHIの退団、L.I.Jの解散が発表され、記者会見では「ヒロムがどのユニットに所属するのか」という話題が先行。ヒロムの新たな立ち位置にも注目が集まった。

序盤からヒロムはKUSHIDAの足に攻撃を一点集中。しかし、海外を中心に活躍するKUSHIDAは冷静に対応しヒロムの左腕にドロップキックを放ち、ホバーボードロックでギブアップを狙う。
だがヒロムはコードブレーカーを放つと、“マキシマム ザ ホールディング 第二形態(ダイスケはん命名)”を炸裂させ、KUSHIDAをギブアップに追い込み勝利。昨年BOSJで敗れているKUSHIDAに雪辱を果たした。

試合後、ヒロムはかつてKUSHIDAのことが苦手だったと明かし「キャリア15年という中途半端なところまで来るとね、『あの時、KUSHIDAさんはこうやって考えてたんだろうな』『こうだったんだろうな』とかね、いろんなことを思う。KUSHIDAさんってやっぱ凄ぇんだな、勉強になるな、見習わなきゃなって思うことがたくさんあるんですよ。」と語り、かつてとは異なる視点でKUSHIDAを評価するようになったことを明かした。
さらに「今日リング上でKUSHIDAさんから『俺と一緒に組むか?』って感じで言われたら、組んじゃったかもしんねぇな。やっぱ勢いって大事じゃん。試合した後のこの興奮状態とかで誘われちゃうとさ、『やろうかな』って思っちゃうこともあるんだけど、そんなことはなかったね。でもね、KUSHIDAさん、なんか意味深なことを言ってたな」と試合後のやり取りに深い意味を感じながら、コメントブースを後にした。
記事/まるスポ編集部