【DDTプロレス 中村圭吾】復帰を待っていてくれたファンに感謝。リングに戻ってお客さんを笑顔にしたい

2023年1月に膝の故障のため1年2か月にわたる長期欠場から復帰。その後、4.9後楽園大会で、大先輩であるHARASHIMAと組み、KO-Dタッグ王者のしゅんまお(勝俣瞬馬&MAO)に挑戦。敗れたものの、大奮闘の中村に賞賛の声があがった。その後、古傷である右膝に違和感を覚え、半月板損傷・靭帯損傷との診断を受け、治療に専念するため2023年4月16日から長期欠場に入った。その中村が、およそ1年ぶりにリングに戻ってくる。4月26日東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)「DDT×ジークスター東京 特別興行『DDZT』」で中村圭吾復帰戦(MAO vs 中村圭吾)が決定!

――426日に中村選手の復帰戦が行われます。約1年という長期間の欠場でした。

中村:前回の欠場が1年2か月、今回が1年くらい。 本当は半年で治るケガなんですよ。

――なぜ、こんなに長期になったんでしょうか。

中村:半月板損傷は、手術をして術後にリハビリをして、半年くらいで良くなるとは言われています。僕の場合、5月に半月板損傷の手術で膝が外れないようにする手術をしていたんですけど、8月に思いっきり外れてしまったんです。

膝が外れたかもと思ったとき、痛かったんですけど歩けたので、その日はとりあえず様子を見ました。でも、翌朝目が覚めると痛くなって、診てもらったら、手術した箇所の近くの骨が欠けていて無くなっていた。その日 は、あまりにも痛すぎて自力で歩くことができなくて松葉杖で帰りました。

――どんな状況で膝がはずれてしまったのですか。

中村:階段を降りた時に、ガクンと外れてしまったんです。術後3か月くらいだったので、駆け足とかやってもいいと医者の許可が下りていました。軽快に階段を降りていて足を一歩ついたらガクンって外れて、「ヤバい」と思いました。

――膝が外れるという想定外のケガから約8か月。予想以上に長い療養期間でしたね。

中村:これが痛かったんです。どうやったら治るのかわからないから、とりあえずリハビリに頼るしかなくて、リハビリの先生のいうことを聞いてやっていました。それで、ようやく復帰できそうな見込みができたのが今年に入ったころ。想定以上に引きずってしまいました。

――中村選手の長期欠場中に、キャリアの浅い若手選手が活躍していますが、近くで見ていていかがですか。

中村:瑠希也、凄いですね。2023年4月9日後楽園、僕がKO-Dタッグ王座に挑戦した日にデビューしたんです。HARASHIMAさんが僕とタッグを組んでくれてメインを務めた日なのでよく覚えています。 

その日から1年くらいで、DGCトーナメントの決勝戦に出場した瑠希也は凄いと思います。他のみんなも成長が著しくて凄いと思います。

正直、悔しいとかじゃなく、自分の後輩が成長していることが本当に嬉しいですね。ベルトを巻いている姿をみると胸が熱くなります。今回の欠場中は、そんな気持ちになる瞬間が多々ありましたね。

――今回は、前回の欠場中とは違った心境の変化を感じたのですか。

中村:そうですね、前回とはだいぶ違いますね。一つ歳を重ねたからか、2回目の長期欠場からか理由はわからないですけど、心境の変化がありました。悔しい気持ちが全くないということではないですが、心が変わって、後輩たちの凄さを認めざるを得ないという心境です。

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