【DDTプロレス 高鹿佑也】僕は絶対に自分を諦めない!一番下っ端から這い上がるために休んでいる時間はない

2024年3月17日後楽園での旗揚げ27周年記念大会「Judgement2024」で、高鹿佑也復帰戦が行われた。昨年の11.26後楽園大会で左腕を負傷し欠場を余儀なくされ、12.9大阪大会でのアジアタッグ王座挑戦を果たせず涙をのんだ。3.17後楽園大会で欠場から4か月ぶりに復帰。若手選手全8名によるトーナメント「D GENERATIONS CUP 2024」(DGC)の1回戦が3月21日上野大会で行われた。悔しくも高鹿は瑠希也に敗れ、昨年のリベンジを果たすことは叶わなかった。

4.7後楽園で復帰後、初勝利!

――317日後楽園大会、欠場から4か月ぶりの復帰戦でしたね。

高鹿:4か月ぶりに戻ってきて、復帰までがあっという間のような、長かったような…でも実際、入場ゲートをくぐって会場をパッと見た時に、「帰ってこられたー!」という嬉しさがありました。そして「またここから頑張ろう」と思いました。

――その復帰戦、高鹿選手がゲートをくぐって登場。感極まった表情を見た時、「4か月は長くて、復帰を待ち焦がれていたんだ」と感じました。

高鹿:やっぱり長かったですね。11月26日の後楽園大会で左腕にケガを負いました。あの後、割とすぐ手術して4日後くらいに退院。そこから12月の後楽園大会や新宿FACE大会も観ていたんです。「出場するはずだったのに…」と唇を噛む思いでした。WRESTLE UNIVERSEで大阪大会のアジアタッグ選手権試合も観ました。「僕があそこに立っているはずだったのになぁ…」といろんな悔しい思いがありました。

早く復帰したい気持ちが溜まりに溜まって「早く!早く!復帰したい!」と願っての入場だったので、ちょっと泣きそうになるじゃないですけど、胸がジーンとなりました。「帰ってきたぞ!よし!」って込み上げてくるものがありましたね。

――その復帰戦では、高鹿選手は夢虹&須見和馬とトリオを組み、To-y&イルシオン&瑠希也組と対戦でした。最後はTo-y選手に3カウントを獲られ、残念ながら復帰戦を勝利で飾ることはできませんでしたが、久しぶりのリングはいかがでしたか?

高鹿:僕もただ休んでいたわけじゃなくて、肉体改造もそうですし、やれることを色々やってきたつもりだったんです。でも、僕が休んでいる間にいろんな経験を積んできた人には勝てなかった。小嶋さん(To-y)にしても、瑠希也にしても、他の人も経験を重ねてきた4か月は大きかったと感じました。

でも、僕が自分でやってきたことは全然無駄じゃないと思っています。DGCトーナメント1回戦で負けて悔しいけど、決してマイナスだとは思ってない。ここから前を向いてどんどん前進していこうと。

3.17後楽園、復帰戦でDGC一回戦で対戦する瑠希也と激しくぶつかった

――ここから再スタートですね。

高鹿:そうですね、復帰戦はやる気満々で「俺が一番目立って勝ってやる」という気持ちで意気込んでいったんですけど、やられてしまって。復帰後2戦目となったDGC1回戦目の相手は瑠希也でした。僕が瑠希也のデビュー戦の相手をして、まだ1年経っていなかったんです。瑠希也の気持ちや打撃の重みとか、その当時は思いもしなかったくらい強くなっていました。油断していたわけではないんですけど、ちょっとした隙をつかれて負けたのは、悔しかったですね。あまりにも悔しくて、控え室に戻ってからしばらく動けなかったです。今思い出しても悔しさが溢れますね。

――しかし、いつまでも止まっているわけにはいかないと。

高鹿:負けて気分が沈んで消極的になると、そのままどんどん落ちていくだけになってしまう。もうどん底まで落ちたから、「あとは上を向いて意欲的に進んでいこう」と思いました。

瑠希也に負けている。そういう意味では僕が一番下っ端になるんだろうな、という気持ちがあるので、前に進んで追い越すように毎日練習に励んでいます。遠藤(哲哉)さんとトレーニングを重ねていますし、自分でも練習は欠かさずやっています。

試合翌日はキツいところではありますが、 イラつきというか、悔しさというか、モヤモヤしたものを解消するには練習するに限ると思って、一生懸命やりました。その練習も、いつか実を結んでくれるだろうと、前向きに取り組みました。

新生BURNINGの命運は高鹿佑也が握るかも?

――高鹿選手の欠場中に、高鹿選手所属のユニット「BURNING」から秋山準選手が離れ、飯野雄貴選手が加入されました。今後、「BURNING」として向かう先はどんな感じだと思いますか?

高鹿:僕が舵をとっているユニットではないので、難しいところですけど。でもやっぱり飯野さんが入って、「BURNING!!」と叫ぶBURNINGポーズもお客さんに浸透しましたし、全日本プロレスやプロレスリング・ノアで結成されていた当時のバーニングとは違った、全く別のBURNINGになったと思います。

ユニット名は引き継いで「4代目」という形でやらせてもらっていますけど、新しい別のもの。昔の人が見ても「BURNINGって別のものになったんだ」と思わせるくらい新しいものを作って、「DDTにBURNINGという良いユニットがあるよね」って言われるようになればいいと思いますね。

――活躍を期待しているファンに向けて一言お願いします。

高鹿:今、なかなか結果が出ていないのですが、僕は絶対に自分を諦めないし、お客さんも高鹿佑也の応援を諦めないでほしいなと思っています。「高鹿がまた強くなって暴れてくれる」とお客さんは信じてくれていると思う。一人でも高鹿佑也に期待してくれるお客さんがいらっしゃる限りは、強くなる一心でいくらでも練習するし、「ダンベル何キロでも持ち上げてやる!」くらいの気持ちでいます。

僕は、一番下っ端から這い上がるために休んでいる時間なんかない。期待に応えられるように頑張ります!!

<インフォメーション>
DDTプロレスの詳細はDDTプロレスリング公式サイをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。

高鹿佑也  X(旧Twitter)
高鹿佑也 インスタグラム

取材・文/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング

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