DeNAを戦力外となった藤浪にオリックスが獲得調査をしている(写真は大阪ドーム)
DeNAから戦力外通告を受けた藤浪晋太郎投手に、新天地の可能性が浮上した。オリックスが藤浪の獲得に向けて調査を進めていると一部で報じられている。
大阪府出身の藤浪は大阪桐蔭高でエースとして2012年の甲子園春夏連覇に貢献。同年のドラフトではオリックスも1位指名したが、4球団による抽選の末、阪神が交渉権を獲得した。
プロ入り後は1年目から3年連続で2桁勝利を記録し、15年には14勝を挙げた。オリックスにとっても、かつて獲得を目指した地元出身の右腕である。
しかしその後は今も抱える制球難に苦しみ、23年からポスティングシステムでMLBへと場を移す。
そこでも制球難が改善されず昨年途中にマリナーズ傘下3Aを退団すると、7月にDeNAへ加入し日本球界へ復帰した。球団にはデータ分析やAIを活用したサポートへの期待もあり、藤浪自身も先発・救援を問わずチームに貢献する意欲を示していた。
しかし、DeNAでの昨季は6試合で1勝・防御率4.09で契約を更新するも、今季は一軍でわずか3試合の先発にとどまり、0勝1敗、防御率6.30。イニング数より四球数が上回る結果となった。
7月11日の巨人戦では初回先頭から3者連続四球を出し、3回3失点で降板。期待された制球面の改善を結果で示すことはできず、9月29日に球団から来季の契約を結ばないと通告された。
それでもオリックスが関心を寄せる背景には、先発投手の不足がある。今年WBCにも出場した宮城大弥と、山本由伸移籍後に右のエース候補として期待された山下舜平大がいずれも手術を受けて長期離脱中。
その他にも手術を受けた投手が多くいるだけに、藤浪が持つ速球と豊富な経験を補強候補として評価しているという。
さらに、オリックスには大阪桐蔭高で藤浪とバッテリーを組んだ森友哉がいる。加入が実現すれば、甲子園を制したコンビがプロの舞台で再び組む可能性もある。
ただ、戦力として求められるのは話題性以上に、安定して試合をつくる投球。現役続行を望む藤浪にかつて指名した球団から手が差し伸べられるのか。今後の動向が注目される。
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記事/まるスポ編集部


