長良川国際レガッタコースでSPP業務を担当する金野裕輝さん
「乗ってみたい」という憧れにつなげる
「水上スポーツは、一般の方が実際に経験する機会の少ない競技です。だからこそ、ドローン映像を通して、競技を身近に感じてもらいたいと思っています」
今後の展望について、金野さんはそう語る。
「映像を見た方に『格好いい』『自分も乗ってみたい』『どこで体験できるのだろう』と思ってもらう。そして、実際に会場へ足を運んだり、競技を始めたりするきっかけをつくりたいです」
映像を通して芽生えた小さな憧れは、いつか競技人口の拡大へとつながっていくかもしれない。ローイングという競技を知らなかった子どもたちが、大空から捉えた一艇のしぶきに目を奪われ、憧れを抱く――そうした積み重ねの先に、この競技の未来はある。
「ドローンを通して水上スポーツの魅力を伝えることが、私たちの大きな目的です」
上空から見つめてきたレースの数々を振り返るように、金野さんは静かにそう語った。長良川の水面を舞うドローンは、選手たちの熱戦だけでなく、水上スポーツそのものの新たな可能性をも映し出すことになりそうだ。
(了)
記事/大楽聡詞
編集/まるスポ編集部


