一軍復帰も6失点降板と厳しい結果となった巨人・則本(写真はイメージ)
巨人の則本昂大投手が、またしても苦しいマウンドとなった。
8月25日のヤクルト戦(神宮)に先発した則本は、初回に長岡秀樹から先頭打者本塁打を浴びると、2回にも赤羽由紘に一発を許した。
3回には2死二、三塁から内山壮真に2点適時打を浴び、続く赤羽に四球を与えたところで降板。2回2/3を投げて6安打4失点、67球を要する苦しい内容で、3イニングを投げ切ることができなかった。
本来は山崎伊織が先発予定だったものの、右肩のコンディション不良によって急きょ登板が決定し、一軍復帰となっていた。則本にとっては5回8失点とKOされた7月9日の阪神戦以来、約1カ月半ぶりとなるマウンドだった。
しかし今季の苦戦を払拭することはできず、試合を壊す結果となった。
楽天時代の則本は長く先発の柱を務め、ルーキーイヤーの2013年には15勝を挙げて新人王を獲得する華々しいデビューを飾り、田中将大らとともに球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。
翌14年から5年連続で最多奪三振に輝き侍ジャパンにも入るなど、日本を代表する右腕として活躍を続けた。
自身のキャリア大きな転機が訪れたのが24年だった。
長年務めた先発から抑えへと配置転換されると、32セーブを挙げて自身初となる転向初年度から最多セーブのタイトルを獲得する実力を見せる。昨年も56試合に登板し、防御率3.05を記録するなどリリーフとしてフル回転した。
そして35歳となるこの年のオフ、海外FA権を行使。当初はメジャー挑戦も視野に入れていたが、最終的に国内移籍を決断し、今年1月に巨人への加入が決まった。
楽天で通算120勝・48セーブを記録し、先発とリリーフの双方で豊富な経験を持つ右腕の加入は、投手陣の大きな補強として期待をかけられた。
巨人では再び先発としてスタートしたものの、ここまで10試合に登板して2勝4敗、防御率5.37。53回2/3を投げて68被安打、被打率.315と投球回を超える安打数を許している。
一軍と二軍を行き来するシーズンにもなっており、4月末に登録を抹消されて以降、昇格と降格を繰り返した。7月10日に敗戦投手となり抹消後は約1カ月半にわたって二軍で調整を続けていたが、今回の一軍復帰戦でも結果を残すことはできなかった。
楽天では先発として一時代を築き、近年は守護神としてもタイトルを獲得した則本。
35歳で新天地を選び、再び先発として勝負する今季だったが、ここまではかつての輝きを取り戻せていない。
シーズンはいよいよ終盤戦。巨人が逆転優勝を狙う中、数々の修羅場を経験してきたベテラン右腕が意地を見せられるか。その復調が待たれる。
記事/まるスポ編集部
