明治安田J1リーグ開幕節の最終日となった9日、味の素スタジアムほかで2試合が行われ、東京Vと川崎の一戦は1―1の引き分けに終わった。
試合が動いたのは後半開始直後の1分。MF溝口のゴールで東京Vが先制に成功する。このまま逃げ切り、2005年以来となる開幕戦勝利を手にするかと思われたが、ドラマは試合終了直前に待っていた。敗色濃厚だった川崎が、土壇場で反撃を実らせる。左クロスからのこぼれ球に反応したFWロマニッチが左足で押し込み、劇的な同点ゴール。土壇場で勝ち点1をもぎ取られた東京Vの城福監督は、「最後のアディショナルタイムの過ごし方を含め、チームの未熟さが出た」と痛恨の失点に悔しさをにじませた。一方、土壇場で追いついた川崎の長谷部監督も、「諦めない姿勢は良かった」と評価しつつ、「立ち上がりの1失点はいらなかった」と今後の課題を口にした。
劇的な決着に対し、SNS上では双方のサポーターから大きな反響があった。惜しくも勝利を逃した東京V側からは「あと一歩で勝利だっただけに悔しすぎる引き分け。でも伸び代を感じさせるナイスゲームだった」「あとちょっとだったんだよ!悔しいなー」と前向きな声が上がる一方、追いついたはずの川崎側からも「失点をしないサッカーじゃなくて、得点をするサッカーが見たい」「奇跡的に何とか勝ち点1拾ったのにこれほど暗澹たる気持ちになるのも珍しい。」と、手放しでは喜べない複雑な胸中が漏れていた。
なお、同日の別会場では、8年ぶりにJ1の舞台へ戻ってきた長崎が、FWチアゴサンタナの2ゴールで昨季3位の京都を撃破。見事な復帰初戦白星を飾っている。
記事/おかだみゆき
編集/まるスポ編集部
