今季からCSのアドバンテージが見直されようとしている(写真はイメージ)
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)の制度が見直されようとしている。
キャンプインまで8日ながら契約未更改の佐藤輝明 “互いに誠心誠意交渉”も、その争点はポスティングシステムの容認か?
議論になっているのがアドバンテージについて。昨年まではファーストステージではなし、ファイナルステージでは優勝チームに1勝のアドバンテージが付与されている。
今回変更点の対象はファイナルステージ。対戦チームが優勝チームと10ゲーム以上の差がある、もしくは勝率5割未満のチームが進出した場合に優勝チームはアドバンテージ2勝と増える。(両方の条件が揃ってもアドバンテージは2勝)
かつその場合はファイナルステージが4戦先勝制から5勝先勝制へとなる方向で議論が進められている。
評論家からは「5割未満はそもそもCSに出るべきではない」という意見もかねてから出ており、さらに現場の選手会からも見直しの意見が多く出ていたことから前進したとされる。
この件は12球団による実行委員会にて大筋合意したのちに監督会議にも挙がっていた。現状確定ではないが、シーズン開幕前に合意・採用となる可能性が高まりつつある。
なお、12球団監督会議後にソフトバンクの小久保裕紀監督が、
「おととしに我々が10ゲーム差以上離れたんですけど、その時はあまり議論にならなかった。阪神がなると動くんだなと、それはつくづく感じましたね」と笑み交えながら言及するシーンもあった。
というのも24年にソフトバンクは2位日本ハムに13.5ゲーム差をつけて優勝していた。昨年の阪神も2位に13ゲーム差をつけて独走優勝していたために、思わず皮肉めいた発言へと繋がった。
ただ、「アドバンテージ2勝」の案は24年オフにも出ていた。それは正力松太郎賞の選考委員会でのこと。この年はリーグ優勝は巨人だったが、8ゲーム差離れていた3位のDeNAがCSさらには日本シリーズを制覇していた。
選考委員の高田繁氏が、席上で「2勝のアドバンテージを出すべきじゃないか」と提言したと一部で明かされた。
その際には賛同の声が一部ありつつも、「それだったら何のためのCSなの?」「2勝もあったらやる意味ないじゃん」などと批判が相次いでいた。
今年は両リーグ統一でCSが導入されてから20年目。秋には賛否の意見が交わされている中、今回そのルールに手が加わろうとしている。
編集/まるスポ編集部
