
新日本プロレス、ジュニアの祭典「BEST OF THE SUPER Jr. 32(BOSJ 32)」が10日、千葉・YohaSアリーナで開幕した。A・Bブロックに分かれた全20選手がリーグ戦を行い、各ブロック1位の選手が6月1日・大田区総合体育館で優勝決定戦を争う。
千葉大会のメインはBブロック公式戦、IWGPジュニア王者で2024年BOSJ優勝のエル・デスペラード(6年連続9回目の出場)と、CMLLのティタン(4年連続6回目の出場)の対戦。
ティタンは2013年に新日本プロレスの「FANTASTICA MANIA」で初来日。2022年には「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L.I.J)」に電撃加入し、2023年の「BEST OF THE SUPER Jr.」では決勝に進出。マスター・ワトと激闘を繰り広げるも惜しくも準優勝に終わった。

デスペラードは2023年BOSJ準決勝、2024年BOSJ開幕戦とティタンに連敗を喫していた。この試合でも序盤から、ティタンのトペ・スイシーダ、トペ・コンヒーロが炸裂し、デスペラードを追い込む。
ティタンはデスペラードから2度ギブアップを奪ったジャベ・インモルタルを狙うが、デスペラードは冷静に対応。マフラーホールドへ移行し、最後はヌメロ・ドスでティタンを宙吊りにすると、ついにティタンがギブアップ。デスペラードが悲願の勝利を掴んだ。
勝利したデスペラードは「去年は開幕戦、同じカード、ここでギブアップしたんだ。それを覚えてて、今日ようやく勝てた。でも、これで2-1だから、次やるときは俺が勝って、それでやっとイーブンだと」と、ティタンとの因縁を振り返る。

さらに「オメーら来んのは楽しいからいっぱい来てくれよと言ったら、タイトルマッチをやらせろと。アレナ・メヒコか、後楽園か、東京ドームかって言ったら、ここでやるってさ(場内拍手&歓声)。カッコイイな、アイツ!」とティタンを称えた。
「あまり去年優勝したとかカッコ悪くて言いたくないんだけど、去年優勝して、これで二連覇。ヒロムは三連覇と4回優勝。1回じゃ全然並べない。アイツはいつも俺の目の上にいる。直接戦わなくたって、アイツは俺のずーっとライバルでいてもらわないと困るんだ。泥すすってでも、何したって、勝って、最後の最後にトロフィー持って、ベルト掲げるのは……俺さまチャンです!」と決意を語った。
記事/まるスポ編集部