戦力外に加え、投打の柱がFA流出する可能性が浮上している(画像はイメージ)
今季グラウンド外で騒がせた広島だが、オフには更なる主力流出の危機が現実味を帯びている。
森下暢仁が11月4日、翌5日には坂倉将吾が相次いで国内FA権行使を表明した。そして開幕投手を務めた床田寛樹も熟考している段階にある。
森下は「やっぱり自分の評価を聞きたいなというのがあります」と説明し、残留か移籍かは決め切れていないとも語った。
先発陣を支えてきた右腕には巨人やソフトバンクなどが獲得調査をしている模様で、争奪戦の様相を呈している。
坂倉からは「ある程度ポジションが固まった中でプレーしたい」と、起用法をめぐる切実な希望をのぞかせる。
捕手登録ながら、今季は一塁、三塁での出場が中心。過去には外野も経験し、チーム事情に応じて守備位置を変えてきた。
いわば“たらい回し”にも映る起用に応えながら、今季は15本塁打・自己最多の74打点をマークするなどリーグ最下位の打率・得点に沈んだ打線を支えた。
そして床田は10月27日の残留交渉後、「絶対に出たいというわけでもないし、絶対残りたいわけでもない」と心境を明かす。
今季は規定投球回をクリアし8勝・防御率も2.76を記録した左腕まで失えば、森下と合わせて先発陣の大幅な再編を迫られる。
球団は「ゾンビたばこ」をめぐる一連の騒動にも揺れ、10月には昨季首位打者の主力だった小園海斗やゴールデングラブ賞も受賞した矢野雅哉ら4選手に戦力外通告を行った。
鈴木清明球団本部長は「宣言をしたとしても、残るなら残ればいい」と発言したことが一部で波紋を呼んだが、「それはもちろん、残ってほしい」と宣言残留を容認している。
森下・床田の両腕に加えて打線の柱である坂倉まで失った場合、その穴を誰が埋めるのか。すでに小園・矢野らを欠く来季の陣容は、さらに厳しさを増す。ビジターユニフォームも一新し巻き返しを目指すはずだが、チームの土台まで揺るがす冬になりかねない。
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記事/まるスポ編集部

