今季のポストシーズン、山川穂高は控えに?(写真はペイペイドーム)
今季のリーグ3連覇に貢献したとは言い難い成績に終わったソフトバンクの山川穂高内野手。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージもベンチスタートの可能性があるなど厳しい立場に置かれている。
今季は58試合に出場して移籍後最低の打率.178、11本塁打、28打点。ファーム暮らしも長期化した影響で、ファーム・リーグ西地区では本塁打王(12本)と獲得することに。
チームは独走優勝を果たした一方、昨年までの主砲は一軍での存在感を示せないままレギュラーシーズンを終えた。
山川は西武時代に3度の本塁打王を獲得した球界屈指の長距離砲。
23年には知人女性への強制性交等の疑いで書類送検され、後に不起訴処分となったものの、西武から無期限の公式試合出場停止処分を受けた。
同年オフに“自らを戒めるため”と国内FA権を行使し、4年総額12億円規模と報じられた大型契約でソフトバンクへ移籍した。
移籍1年目の24年に山川は34本塁打、99打点で2冠に輝き、リーグ優勝に貢献。翌25年も23本塁打を放ち、日本シリーズMVPを獲得するなど、大型補強にふさわしい働きを見せてきた。
しかし、移籍3年目の今季は状況が一変した。
開幕から打撃不振に苦しみ、5月末に二軍降格。バットを軽くし、打撃フォームにも変更を加えるなど試行錯誤を続けた。9月には約3カ月ぶりの一軍復帰を果たしたものの、かつての打棒を取り戻すには至らなかった。
その間にソフトバンクでは28本塁打を放った正木智也らが台頭。山川不在でも打線は機能し、チームは2位に大差をつけてリーグ3連覇を達成した。かつて不動の中軸だった山川にとって、レギュラーの座さえ保証されない現実が突きつけられている。
一方、人的補償で西武へ移った甲斐野は今季、56試合に登板して20ホールド・23セーブ・防御率1.84を記録。セットアッパーから守護神まで務め、チームの2位躍進を支える存在となった。
山川のFA移籍によって運命が交錯した両者。移籍当初はパ・リーグで本塁打王に輝いた山川が注目を集めたが、3年目の今季は甲斐野が一軍の重要な戦力として躍動する一方で山川は出場機会すら不透明な状況にある。
ソフトバンクは今季から導入された2勝のアドバンテージも確保し、日本シリーズ進出へ万全の態勢を整える。
フェニックスリーグにも出場中だが、「代打なら扱いやすい方」とベンチスタートも見据えて再度バットを軽量化し調整している。
果たして山川に名誉挽回の舞台は用意されるのか。大型契約3年目。山川にとって、その存在価値が改めて問われるポストシーズンとなりそうだ。
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記事/まるスポ編集部


