冬の朝、子どもの二度寝に悩む家庭が急増。一般社団法人起立性調節障害改善協会が実施した「冬の二度寝」に関する調査により、半数以上の家庭で冬の二度寝が増加し、その背景に自律神経の乱れが潜んでいる実態が浮き彫りになった。

半数超の家庭で二度寝が増加
全国の小中高生の保護者275名を対象とした調査の結果、53.8%が冬に子どもの二度寝が「増えた」と回答。
二度寝の時間についても、15分以上眠り込んでしまうケースが約6割に。
短時間の二度寝に留まらず、朝の覚醒が著しく困難になっている子どもの姿が鮮明となった。

原因は「寒さ」だけにあらず
二度寝の原因として、最多は「寒さ(32.8%)」であるものの、睡眠不足や疲労、覚醒不全といった「体調面」を挙げる声が計約4割。
二度寝がもたらす困りごとでは、登校の遅れ以上に「日中の眠気」や「生活リズムの乱れ」が深刻だ。
一日を通じたコンディション低下という悪循環が生まれるようだ。

早期のサイン発見が鍵
一方で、改善策として「医療機関への相談」を挙げた家庭はわずか0.3%と、多くの家庭が「早めに寝る(20.8%)」や「スマホやゲームの時間を見直す(11.6%)」などの生活習慣の見直しのみで解決を図る傾向にある。
同協会は、冬の光不足や寒さが自律神経の切り替えを妨げ、起立性調節障害(OD)の兆候を強める可能性を指摘する。
単なる季節現象と見過ごさず、15分以上の二度寝や強い眠気が続く場合は体からのサインと捉え、適切な知識の普及と、専門機関への相談を含めた柔軟な対応が子どもたちの健やかな学校生活を守る第一歩となるのではないだろうか。
単なる「寒さ」や「怠け」で片付けられない身体的要因への理解が求められる。
記事/まるスポ編集部
