
◇明治安田J2リーグ第29節 大宮アルディージャ 1-2 V・ファーレン長崎(2025年9月13日 NACK5スタジアム大宮)
明治安田J2リーグ第29節、昇格争いを繰り広げるV・ファーレン長崎が、敵地で大宮アルディージャを2-1で下す重要な勝利を飾った。この結果、長崎は首位と勝ち点で並び、昇格争いの行方は新たな局面を迎えている。
いわき、怒涛の後半4得点で逆転3連勝!札幌、退場者続出で崩壊!
試合は序盤からホームの大宮が主導権を握り、試合を優位に進めた。しかし、決定機を作り出せないまま時間が経過すると、先にゴールをこじ開けたのは長崎だった。19分、ゴール前に上がったクロスをMF山口蛍が冷静にシュート。アウェイで貴重な先制点を奪った。大宮も30分、ショートコーナーからのクロスをFW豊川雄太がヘディングで合わせ、すぐさま同点に追いつく。だが、前半終了間際のアディショナルタイム、長崎はペナルティエリア付近からのFKにFWエジカル・ジュニオが頭で合わせ、勝ち越しゴールを決めた。重い一撃を浴び、1-2と長崎リードで前半を終える。
後半は互いに激しく攻め合い、一進一退の攻防が続いた。両チームとも選手交代で流れを変えようと試みるが、決定的なチャンスはなかなか生まれず、膠着状態が続いた。最後まで長崎がリードを守り切り、接戦をものにした。
この勝利により、長崎は勝ち点3を加え、首位の水戸と勝ち点差なしの2位に浮上。悲願のJ1昇格へ、一気に視界が開けた形だ。一方の大宮は、前半終了間際の失点が重くのしかかり、最後まで追いつくことができなかった。昇格プレーオフ圏内からも一歩後退し、厳しい状況に追い込まれている。
記事/まるスポ編集部