8月8日、新日本プロレス『G1クライマックス35』横浜武道館大会が開催。10日（高崎大会）に行われるAブロック公式戦・棚橋弘至（4勝4敗）vs EVIL（5勝3敗）の前哨戦として、棚橋＆村島克哉とH.O.TのEVIL＆ディック東郷がタッグマッチで激突。EVIL陣営にはドン・ファレも帯同した。
EVIL、ボルチンをH.O.Tに勧誘!?開始前から場内騒然の前哨戦！
試合前、EVILがマイクを握り「棚橋よ！これが最後のG1だろ？今までのことは抜きにして正々堂々、勝負しようじゃねえか！」と宣言。場内は拍手と歓声に包まれた。
ゴングが鳴ると棚橋とEVILが先発。東郷が背後から襲おうとするも、EVILが制止しクリーンファイトを展開。コーナーパッド外しや場外攻撃を試みる東郷やファレにも、EVILは次々と制止した。
村島は東郷にエルボー連打からヒップトス、ボディスラムを決め主導権を握る。アバランシュホールドでカバーするも、EVILがカットに入る。東郷はドロップキックからEVILと合体攻撃を繰り出し反撃。
終盤、棚橋がEVILにツイスト＆シャウトを放ち、村島がショルダータックルで続く。だが最後はEVILがスコーピオン・デスロックを決めると、村島は逃げられずギブアップ。H.O.Tは最後まで反則なしのクリーンファイトで勝利を収めた。
試合後、EVILは棚橋に握手を要求。棚橋はEVILを見つめた後、その手を握り返した。
バックステージでEVILは「棚橋よ、これが正真正銘、最後のG1だろう。そしておそらく俺とシングルやるのも最後だろう。今までのことは抜きにして、正々堂々勝負しようじゃねえか。俺の闘魂見せてやるよ。わかったか、よく覚えとけ！」と再度反則なしの戦いを宣言。
いつもと違うH.O.Tの試合運びに場内は戸惑いと歓声が交錯した。高崎での棚橋との直接対決が、より注目を集める一戦となりそうだ。
