
7月26日、新日本プロレス『G1クライマックス 35』大田区大会が開催。Aブロック公式戦の前哨戦として、タイチ&安田優虎 vs ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)のSANADA&金丸義信が対戦。27日に名古屋で直接対決を控えるタイチ(2勝2敗=勝ち点4)とSANADA(1勝3敗=勝ち点2)が火花を散らす一戦となった。
EVIL場外ダウンも逆転勝利!「イチバーン!」タイチ無念の2敗目
試合はゴング前から動いた。SANADA&金丸が奇襲攻撃を仕掛け、タイチにストンピングを連打。安田が救出に入るが、金丸に場外へ投げ出される。混戦の中、タイチはSANADAにフロントキックで反撃し金丸を場外に排除。安田にスイッチすると、ヒップトスからランニングエルボーを決めて流れを引き寄せた。

しかし金丸がカットに入り場外乱闘へ。SANADAはタイチを客席に放り投げ、ペットボトルで殴打。怒りのタイチはイスを手にリングへ向かうが、レフェリーがこれを制止した。
試合はH.O.Tペースで進み、SANADAが安田に低空ドロップキックからの串刺しを狙うも、安田がボディスラムで反撃。タイチにスイッチすると怒りの連撃でSANADAを圧倒するが、金丸の妨害から急所攻撃を受ける。場外ではSANADAがタイチを放送席のミラノ氏に投げつけるなど、執拗な攻撃を展開した。

試合終盤、金丸の攻撃に安田が粘りを見せるが、最後は金丸が逆エビ固めで捕らえ、ギブアップを奪った。
だが、試合後も戦いは終わらなかった。SANADAはタイチを再び放送席のミラノ氏に投げつけて挑発。怒りを爆発させたタイチはイスをリングへ投げ込み、金丸にチョーク攻撃。セコンド陣が両軍を引き離すもタイチの怒りは収まらず、鬼の形相で引き上げるSANADAを睨み続けた。
この前哨戦で火花を散らした両者は、まさに一触即発。緊張は最高潮に達している。
記事/ミライカ