
7月25日、東京・大田区総合体育館大会にて新日本プロレス『G1クライマックス 35』が開催。第7試合では、共に2勝1敗同士のタイチとEVILが激突した。
タイチがIWGPタッグ王者として入場した一方、EVILはハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)のディック東郷とドン・ファレを引き連れ登場。

試合前からファレがタイチを場外に追いやり、セコンドの安田優虎を襲撃するなど荒れ模様の幕開けとなった。
リング内ではEVILが金具むき出しのコーナー攻撃や逆水平チョップで主導権を握る。だが、タイチも袈裟斬りチョップやジャンピングキックで応戦。脇腹を押さえながらもハイキックを見舞うなど、一歩も引かない攻防が続いた。
中盤以降はH.O.Tの介入がエスカレート。東郷のスポイラーズチョーカー攻撃に安田が止めに入ってドロップキック、場内を沸かせる。するとファレがリングに入り、安田はエルボーを連発するが、ファレは一撃でねじ伏せた。
タイチはファレに上手投げを決め、エプロンのEVILにもアックスボンバーを炸裂。EVILはそのまま場外に転落し、しばらくピクリとも動けずにダウン。カウント18でようやくファレがEVILの体を担ぎ、リング内へ投げ入れた。

そしてタイチは、24日に逝去したハルク・ホーガンへの追悼の意を込め、ホーガンの決めポーズ「イチバーン!」と叫び、アックスボンバーへ。だが、EVILがこれをかわしファレが場外からイス攻撃。その後も攻防が続く中、最後はEVILが裏EVILを炸裂。タイチから3カウントを奪った。
試合後、EVILは「ハハハハ!見たかこれがよ、ノーダメージで守備の範ちゅうってヤツだ。この俺が”イチバーン!”わかったか、よく覚えとけ!」と高笑い。
この日の結果で3勝1敗(勝ち点6)としたEVILに対し、タイチは2勝2敗(勝ち点4)で足踏み。ここからの巻き返しに注目だ。
記事/ミライカ
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