【新日本】「もう憧れじゃない」大岩陵平、小島超えでG1初出場へ

自身初となるG1出場を決めた大岩陵平

7月4日、東京武道館にて新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL 2025」が開催。第4試合は、19日札幌にて開幕する『G1 CLIMAX 35』Aブロック出場者決定戦が行われ、大岩陵平が小島聡との激戦を制し、自身初となる『G1』出場を決めた。

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本来は、大岩 vs ドン・ファレ(H.O.T)が予定されていたが、ファレが身内の不幸で欠場。代打として登場したのは、2010年『G1』覇者・小島聡。大岩にとっては、憧れの先輩越えと初出場を懸けた大一番となった。

試合序盤、ロックアップから腕の攻防へ。大岩がショルダータックルで先制すれば、小島もマシンガンチョップで応戦。だが、大岩は小島の右腕を集中的に攻め、ジャンピングアームブリーカーやアームシザースでダメージを蓄積させる。

鉄柵を使い小島の腕を締め上げる大岩

小島もエルボーやダイビングエルボーで巻き返しを図るが、大岩は強烈なサイドスープレックス、天山スープレックスを決めて流れを渡さない。さらにTHE GRIPで勝負を決めにかかるが、小島も意地のラリアットで反撃。互いに一歩も引かぬ攻防が続いた。

終盤、小島のラリアットを大岩が迎撃すると、最後は渾身のTHE GRIPで3カウントを奪取。世代を超えた熱戦が幕を下ろした。

試合後、大岩は「まずは1勝。これで俺が『G1』出場者だ。Aブロックで台風の目になるぞ。小島さん、もう憧れの気持ちはないっす。ここは新日本プロレスのリングだ。こうやって勝ちを積み重ねていかないと、生き残れねぇんだよ。」と堂々と宣言した。

史上最年長出場を狙った小島聡だったが…

一方、小島は「とても強い対戦相手だったと思います。当時まだヤングライオンだった大岩が、この3年でこんなにすごいレスラーになっている。それが現実だと思うよ。だけど、俺はアイツらの10倍、悔しい思いもして、負けてきて、立ち直ってきた。その経験があるから今もこうやってプロレスラーとして生きている。急きょ組まれた一騎打ちとか、そんなことはどうだっていいんだ。だけどやっぱり勝ちたかったよ。」と悔しさをにじませつつ、後輩の成長に言及した。

大岩は念願の『G1 CLIMAX』出場権を獲得。次に対峙するのは、Aブロックの猛者たち。若き新鋭の快進撃は、ここからが、本当の闘いの始まりだ。

記事/ミライカ

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