5月3日、両国国技館で「LINEヤフーPresents プロレスリング・ノア 25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN」が開催された。メインイベントでは、GHCヘビー級選手権試合として王者OZAWAと挑戦者KENTAが激突。OZAWAがKENTAを破り、4度目の防衛に成功した。
前哨戦となった4月14日後楽園大会のノーDQマッチでは、KENTAがOZAWAから直接ピンフォールを奪取。
前日の記者会見ではKENTAの著書『足跡』をめぐる舌戦が勃発。OZAWAが痛烈に批判するとKENTAが即座に反論し、OZAWAは押され気味。さらに「新日本の1軍・2軍論争」や母親の話題まで飛び交い、因縁は最高潮に達した。OZAWAがテーブルクラッシュし「エクスタシーをくれよ」と叫び、会場を後にした。
OZAWAコールとKENTAコールが交差する中ゴングが鳴り響く。OZAWAは場外にエスケープし挑発するが、KENTAは動じない。OZAWAのブレイクダンスを阻止したKENTAに、観客から大ブーイングが飛ぶと、逆にKENTAがブレイクダンスからフットスタンプを決める。ペースを掴もうとするKENTAに、TEAM 2000Xのヨシタツとオオワダサンが介入。
OZAWAは華麗なブレイクダンスを披露し、解説席の蝶野に見せつけるようにSTF。カミカゼ、ムーンサルト、その場飛びムーンサルトで攻め込むが、KENTAもビッグブーツ、串刺しドロップキック、ダイビングフットスタンプと反撃。
KENTAが”Go 2 Sleep”で勝負を決めたかに思われたが、モリスがレフェリーの足を引っ張りカウントを阻止。最後はOZAWAがドロップキックからReal RebelでKENTAを沈め、完璧な3カウントを奪った。
試合後、セミファイナルで丸藤を破った清宮海斗が登場。「ノアを盛り上げてくれてありがとう」と王者を称えつつ、「だがお前を倒すのは俺だ！」と王座奪還を宣言。観客のブーイングの中、OZAWAは「清宮の気持ちはわかる。ブーイングって気持ちいいよな。後楽園でベルトをかけて試合してやるよ」と挑戦を受諾し、5月18日後楽園ホール大会での王座戦が決定的となった。
最後にOZAWAは「KENTA、エクスタシーを感じたぞ。しかし結局、KENTAは口だけだったな。ノアにはまだ動けないロートルがいる。清宮の後もどんどん挑戦してきていいぞ！」と叫び、25周年記念大会を締めた。
＜インフォメーション＞
5月18日後楽園ホールで「STAR NAVIGATION 2025」が開催。GHCヘビー王者のOZAWAに清宮海斗が挑戦！詳細はプロレスリング・ノア公式サイトをご覧ください。
記事／まるスポ編集部
