昨季首位打者の小園が無期限での二軍調整となった(写真はイメージ)
広島の小園海斗内野手が18日、出場選手登録を抹消された。不振などを理由とした二軍降格は2023年以来、3年ぶりとなる。
昨季は打率.309を記録し、自身初の首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得。今春には日本代表としてWBCにも出場するなど、球界を代表する内野手へと成長した小園だったが、今季は苦しいシーズンを送っている。
ここまで101試合に出場して打率.257・1本塁打・23打点。打撃だけでなく守備でも精彩を欠く場面が見られ、5月24日の中日戦では初回の守備で追いつきながら捕球できなかったミスが絡んで失点すると、2回の守備から交代。
新井貴浩監督は「チームの士気が下がる」と厳しい言葉を口にしていた。
打撃も守備も本調子ではない中、今回の降格につながったのが16日の阪神戦だった。
遊撃で先発した小園は5点ビハインドの9回、中野拓夢の打球をファンブルし、佐藤輝明の二ゴロからの併殺プレーでもボールを握り損ねて一塁へ悪送球。その裏の打席では代打を送られていた。
新井監督は翌17日、「一日中ずっと考えていた」と心境を明かし、18日の練習前に本人へ無期限のニ軍降格を命じた。
「今のままじゃショートでは使えない」と伝えた上で、「初心に返って、しっかり自分自身と向き合って、やってくれ」と奮起を促した。
さらに今季はチーム外でも騒動が続いており、その渦中に名前が挙がる事態も重なっている。
1月には羽月隆太郎元選手が指定薬物「エトミデート」(通称:ゾンビたばこ)を使用したとして逮捕・起訴された。5月の初公判では他にも使用している選手がいたとの趣旨の証言があり、球団が所属選手を再調査した。
7月には小園ら現役選手数名が、羽月元選手にゾンビたばこを譲渡したとして逮捕された人物が同席した写真が一部で掲載され波紋を呼んだ。羽月元選手の他に指定薬物を使用した事実は確認されていないが、矢野雅哉と前川誠太は家宅捜査を受けている。
昨季の首位打者が再び迎えた試練。新井監督が求める「初心」を取り戻し、再び一軍の遊撃に帰ってくることができるか。
記事/まるスポ編集部
