ーーそうですね。あと冬木さんには、エンタメ路線が当時の日本プロレス界にはなかったので、確立したいという思いもあったのかもしれないですね。ちなみにFMWで対戦して印象に残っているレスラーはいますか?

新宿鮫:やっぱりハヤブサですね。リングで闘って華があるレスラーだなと感じました。空中殺法とかも今は彼よりももっと凄いことをやっている選手が出てきているのに、彼の方が凄いなと感じてしまうんですよ。間の使い方なのかは分からないけど。

ーーそういえば、この連載でマンモス佐々木選手に取材した時に「間の使い方、手数の多さが他のレスラーと違う。グラウンドに関しても攻め方が多彩で基本的なテクニックが凄い」と語っているんです。

新宿鮫:俺はプロレスのことは分からないので(笑)。

ーー新宿鮫さんは元々は本名でリングに上がっていたと思いますが、FMWに入団してからは新宿鮫というリングネームで上がるようになります。この新宿鮫という名前の由来はどこからきたのでしょうか?

新宿鮫:俺は生まれが新宿なんですよ。確かSPWF時代に吉田七瀬(1990~2000年代にかけて週刊プロレスでコラムを書いていたライター)が書いたインタビュー記事で、「新宿鮫」というキャッチコピーが俺についたんですよ。

ただそこまで浸透したニックネームじゃなかったけど、そこからどうしてFMWが新宿鮫という名前を見つけてきたのかは分からないですね。

ーー新宿鮫といえば、大沢在昌さんの有名なハードボイルド小説ですが、この詳説名から吉田七瀬さんがキャッチコピーとしてつけたのでしょうね。

新宿鮫:恐らくそうだと思います。なんで俺はFMWで新宿鮫というリングネームになったのでしょうね…。
<第3回はこちら>

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取材・文/ジャスト日本
写真/本人提供

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【ジャスト日本】 プロレスやエンタメを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆。2019年からなんば紅鶴にて「プロレストーキング・ブルース」を開催するほか、ブログやnoteなどで情報発信を続ける。著書に『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.1』『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.2』『インディペンデント・ブルース』

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